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楽譜の一部分を別のファイルにコピーするには(クリップファイルを使用)

通常のクリップボードを使って楽譜の一部分を別のファイルに1つずつコピーすることもできますが(クリップボードを使ってコピー&置き換えするにはを参照)、Finaleのクリップファイル機能を使えば、複数のクリップボードが使える状態になるので、楽曲の複数のフレーズを個別に保管できます。クリップファイルを作成することにより、置き換えを実行する前に、あらかじめ1つのファイルから任意の箇所を複数抜き出してコピーしておくことができます。クリップファイルはハードディスクに保存されるので、どのファイルで使うときも簡単に開くことができます。クリップファイルを使って別のファイルにコピーするときも、コピー先ですべての項目を置き換えまたは挿入できます(ペースト対象項目ダイアログボックスをご参照ください)。

  1. コピー元の範囲を選択します。楽譜の選択をご参照ください。
  2. 特定の音楽要素だけをコピーするには、〔ペーストする対象項目〕ダイアログボックスでコピーする項目を選択します。コピーする項目を指定するにはをご参照ください。すべての要素をコピーするには、〔編集〕メニューにある〔選択した対象項目のみペースト〕のチェックを外します。
  3. optionキーを押しながら、〔編集〕メニューから〔クリップファイルにコピー〕を選択します。〔クリップファイルにコピー〕を選択すると、非表示のクリップボードでなく、クリップファイルというFinale独自のファイルに選択範囲がコピーされます。ダイアログボックスが開き、クリップファイルに名前を付けるよう求められます。
  4. クリップファイルに名前を付け、〔保存〕をクリックするかreturnキーを押します。複数の箇所を保存する場合は、上記の手順を繰り返します。すなわち範囲を選択し、optionキーを押しながら〔編集〕メニューの〔クリップファイルにコピー〕を選択して、クリップファイルに別名で保存します。
  5. コピー先のファイルが開いていなければ、〔ファイル〕メニューから〔開く〕を選択して、コピー先のファイルを選択してください。
  6. 小節と小節の間に選択範囲を挿入するには、挿入位置の直後の小節をクリックします。optionキーを押しながら、〔編集〕メニューから〔クリップファイルより挿入〕を選択します。このように、クリップファイルを使用するときはoptionキーを押しながら〔編集〕メニューを選択します。〔クリップファイルより挿入〕を選択するとリストボックスが現れ、それまでに作成されたクリップファイルの名前が表示されます。使用したいクリップファイルの名前をダブルクリックします。
  7. コピー先の範囲をクリップファイルの内容で置き換える(上書きする)場合は、コピー先範囲の先頭を選択します。
  8. optionキーを押しながら、〔編集〕メニューから〔クリップファイルの内容で音符を置き換え〕を選択します。リストボックスが現れ、作成したクリップファイルの名前が表示されます。使用したいクリップファイルの名前をダブルクリックします。クリップファイルの内容を挿入するには、〔編集〕メニューから(〔クリップファイルの内容で音符を置き換え〕でなく)〔クリップファイルより挿入〕を選択します。

 

 

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