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発想記号としてキースイッチを追加するには

Garritanインストゥルメントでプレイバックするとき、任意の場所にキースイッチを追加して楽器の奏法を変更することができます(アルコからピチカートなど)。キースイッチとは楽器の音域の外にある通常のノートで、奏法の変化をトリガーする働きをします。キースイッチの一覧は、Garritan Instruments for Finaleの楽器についてをご参照ください。

Human Playbackをオンにしていれば、"arco"、"pizz" などの文字が認識され、該当するキースイッチが自動的に追加されます。Human Playbackをオフにしている場合は、デフォルトでキースイッチに対応している発想記号を〔発想記号の選択〕ダイアログボックスから選択することにより、キースイッチの効果を追加できます。

さらに、キースイッチの音高のときMIDIノートオンメッセージを送信するように手動で発想記号を設定することもできます。この場合、設定した発想記号を配置するだけでキースイッチが起動するようになります(例えば「Pizz」という文字発想記号を配置すると、その場所から奏法がピチカートに変わります)。ただし、キースイッチはGPO独自の機能であることに注意してください。 GPO以外のプレイバック音源には働きません。

  1. 発想記号ツールimage\Expression_Tool.gifを選択して、楽譜上をダブルクリックします。〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
  2. 〔作成〕をクリックします。または、キースイッチを設定したい発想記号をリストから選択して〔編集〕をクリックします。
  3. キースイッチをトリガーする文字を入力します。〔文字〕メニューを使ってフォント、サイズ、スタイル、その他の項目を設定し、必要に応じて非表示にします。
  4. 〔プレイバック〕タブをクリックします。プレイバックオプションが表示されます。
  5. 〔タイプ〕ドロップダウンリストポップアップメニューから〔MIDI送信〕を選択します。〔プレイバック・データ送信〕ダイアログボックスが表示されます。
  6. 〔送信するバイト数〕に「3」と入力します。3つのデータを送信することになります。
  7. 一番上のデータボックスに「144」と入力します。これはノートオンメッセージです。
  8. 2番目のデータボックスには、キースイッチのMIDIノートナンバーを入力します。例えば、Garritan Instruments for Finaleではアルコ=0、ピチカート=5です。GPOキースイッチのMIDIノートナンバー一覧はGarritan Instruments for Finaleの楽器についてをご参照ください。
  9. 3番目のデータボックスに「127」と入力します。指定したノートナンバーは楽器の音域より下にあるので、再生時に音は出ません。
  10. 〔OK〕、〔OK〕、〔選択〕、〔OK〕の順にクリックすると、設定した発想記号が楽譜に追加されます。プレイバック時には、この発想記号の位置で奏法が変わります。

 

 

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