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選択範囲をスペーシングし直すには

  1. 〔選択〕ツールimage\Selection_Tool.gifをクリックします。
  2. スペーシングし直したい楽譜の範囲を選択します。通常は楽譜上のすべてのパートを選択します。もし一部のパートしか選択しなかった場合、スペーシング・コマンドは選択された範囲の音符しかスペーシングの対象としないため、思わぬ結果となる場合があります。例えば、フルートのパートの1小節目に全音符が1つ入っていて、他のパートには16分音符が16個入っている場合、フルートのパートのみを選択してスペーシングを実行すると、小節幅が狭くなり過ぎて他のパートの16分音符は衝突してしまうでしょう。
  3. 〔ユーティリティ〕メニューの〔スペーシング〕から、〔拍単位によるスペーシング〕または〔音符単位によるスペーシング〕を選択します。〔拍単位によるスペーシング〕を使用すると、Finaleは小節中のそれぞれの拍について、そこに含まれる音符の数を元に小節内のどこに拍位置を置くかを決定し、その拍中の音符は音価に比例してスペーシングされます(例えば8分音符は4分音符のちょうど半分のスペースしか与えられません)。〔音符単位によるスペーシング〕を使用すると、Finaleはそれぞれの音符が小節のどこに位置するかを音符ごとにスペーシング換算表を使用して決定します。したがって、〔音符単位によるスペーシング〕コマンドは〔拍単位によるスペーシング〕よりも正確なスペーシングが可能です。どちらのコマンドとも、実行するのに多少時間が掛かりますが、処理が完了するとスペーシング・ライブラリの設定に応じて、新しいスペーシングが適用されます。スペーシング機能についての詳細は、<ファイル別オプション-スペーシング>をご参照ください。
  4. 〔ユーティリティ〕メニューから〔レイアウト更新〕を選択します。スペーシング・コマンドはそれぞれの小節中の音符の配置に対してのコマンドなので、選択された小節内の音符の配置を調整されますが、そのままでは小節の幅は完全には更新されません。それに対し、〔レイアウトを更新〕コマンドはページ上のそれぞれの組段内の小節の配置を調整するコマンドで、ページ・マージンに応じて小節を正しく配置し直します。

楽譜をスペーシングした後で〔レイアウト更新〕を実行しなかった場合、〔ページ表示〕時に組段の最後に幅が広すぎるか、あるいは狭すぎる小節ができてしまうことがあります。このような場合、〔レイアウト更新〕を選択することによって、この問題は直ちに解決されます。(ただし、〔編集〕メニューで〔自動レイアウト更新〕がチェックされている場合は、これらのレイアウト更新作業は必要に応じて自動的におこなわれます。)

 

注:Finale が音符のスペーシングをする時、必要に応じて、選択された小節の幅を歌詞などのために広げることが可能です。〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔スペーシング〕欄で、衝突を避けたい項目のチェックボックスを選択して〔OK〕をクリックしてください。

 

 

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