楽譜の途中でパーカッションMIDIマップを変更するには
パート(五線)の途中でピッチなしパーカッション楽器を別のパーカッション楽器に変更する必要があり、さらに、変更後のパーカッション楽器を正しくプレイバックするには別のが必要とされる場合には、以下の手順でパーカッションMIDIマップを切り替えることができます。
- 〔ウィンドウ〕メニューから〔楽器リスト〕を選択します。変更するパーカッションパートのチャンネル番号を確認してください。また、同じバンクの空きチャンネルを確認してください(例えば4パート構成でチャンネル1〜4を割り当てている場合は、チャンネル5〜16が空きチャンネルです)。
- 発想記号ツールを選択します。パーカッションパートの五線上で、パーカッションMIDIマップを切り替える位置をダブルクリックします。この位置が新しいパーカッション楽器の1拍目になります。〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
- カテゴリのリストから〔その他〕を選択して、〔その他の発想記号の作成〕をクリックします。〔発想記号の設計〕ダイアログボックスが表示されます。
- 「Ch#」(#は空きチャンネル番号)と入力します。
- 〔非表示〕にチェックを付けます。これにより、この発想記号は印刷時に表示されなくなります。
- 〔プレイバック〕タブをクリックします。プレイバックオプションが表示されます。
- 〔タイプ〕
ポップアップメニューから〔チャンネル〕を選択します。
- 〔絶対値で指定〕を選択して、空きチャンネルの番号を入力します。
- 〔OK〕をクリックして、〔配置〕をクリックします。設定した発想記号が楽譜に表示されます。以上でチャンネルチェンジが挿入されました。今度は、別のパーカッションMIDIマップに切り替える発想記号を作成します。
- 前と同じ位置をダブルクリックします。〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
- パーカッションMIDIマップの名前を入力します。この発想記号は単に画面で確認する目的で作成します。印刷時には表示されないので、文字のフォント、サイズなどは重要ではありません。
- 〔非表示〕にチェックを付けます。これにより、この発想記号は印刷時に表示されなくなります。
- 〔プレイバック〕タブをクリックします。プレイバックオプションが表示されます。
- 〔タイプ〕
ポップアップメニュー
から〔パーカッションMIDIマップ〕を選択します。〔絶対値で指定〕が選択された状態になります。
- 「なし(内蔵GM)」と表示されたポップアップメニューから、パーカッションMIDIマップを選択します。ここには、〔楽器リスト〕ウィンドウの〔Perc. MIDIマップ〕欄と同じパーカッションMIDIマップの一覧が表示されます。〔指定回時のみ有効〕を選択して、通過回数を指定することもできます(例えば「2」と記入すると、2回目に通過したときだけプレイバック効果が適用されます)。反復セクションの表示とプレイバックの詳細については、反復記号(小節線とテキスト指示)をご参照ください。
- 〔OK〕、〔配置〕の順にクリックすると、設定した発想記号が楽譜に追加されます。パーカッションパートをプレイバックしたとき、発想記号を置いた位置からパーカッションMIDIマップが切り替わります。
参照:
パーカッションMIDIマップ
パーカッションMIDIマップの編集ダイアログボックス
楽器リスト