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楽譜をスキャンして取り込むには

下記の手順にて、Finaleから直接楽譜画像をスキャニングして取り込むまでの操作をご説明します。

  1. スキャナに楽譜をセットします。最適な結果を得るためには、印刷品質のよい紙の汚れが少ない楽譜をご用意ください。(コピーや手書きの楽譜ではうまく読み込めない場合があります。)スキャナの読み取り面に配置する際には五線の傾きに十分ご注意ください。また、16段以上の五線があるスコア譜は読み取れません。
  2. Finaleの〔ファイル〕メニューの〔スキャン入力〕から〔スキャナからの読み込み〕を選択します。〔SmartScore Lite 5〕ダイアログボックスが開いて、自動的にスキャナからプレビュー画面を読み込みます。もしプレビューが自動的に開始されない場合は、〔プレビュー〕ボタンをクリックしてください。
  3. 必要に応じて設定を確認して、〔本スキャン〕ボタンをクリックします。詳しくはSmartScore Lite 5ダイアログボックスをご参照ください。
  4. 1ページ目をスキャンします。スキャンが終了すると、続きのページがあるかどうかをたずねられます。続きがある場合は、同じ要領でほかのページをスキャンしてください。すべてのページをスキャンし終わったら〔いいえ〕をクリックしてください。スキャンした画像ファイルは一時ファイルとして作業用のフォルダに保存されます。
  5. 〔OK〕をクリックします。〔SmartScore Lite〕ダイアログボックスが表示されます。
  6. 〔ファイルの追加〕をクリックします。〔ファイルを開く〕ダイアログボックスが表示されるので、先ほど保存したファイルを選択します。Shiftキーを併用しながら複数ファイルを一度に選択することも可能です。
  7. 〔開く〕をクリックします。」リストに先ほどのファイルが追加されます。リスト上でファイル名をクリックするとそれぞれのファイルのプレビュー画面が表示されます。
  8. 〔スキャン開始〕ボタンをクリックします。〔楽器名の設定〕ダイアログボックスが表示されます。必要に応じて、移調、五線名、MIDIインストゥルメントを設定してください。正しく移調するには、このダイアログボックスで適切に設定することが重要です。楽器名の設定ダイアログボックスをご参照ください。
  9. 〔OK〕をクリックします。選択された画像ファイルをひとつのFinaleファイルとして変換します。
  10. ファイルに別名を付けて保存します。  
  11. 必要に応じてファイルを編集します。スキャニングで完璧に読み取りができるわけではないので、音符やタイ、付点などの抜けがないかどうかを確認する必要があります。
  12. 必要に応じてスラーをタイに変換します。 SmartScoreは同じ音程の音符にかかっている曲線をタイとして認識しようとしますが、往々にしてその判断が意図していたものとは異なる場合があります。まず誤って配置されたスラーを〔変形図形〕ツールで削除した上で、〔ステップ入力〕ツールや〔高速ステップ入力〕ツールなどでタイとして入力しなおしてください。スラーとタイは見た目上は同じですが、Finaleでは特にプレイバック時において意味が異なります。ステップ入力または高速ステップ入力をご参照ください。
  13. 複数のパートがある楽譜の場合は、必要に応じて調号を修正します。すべてのパートには独立した調号設定が適用されているので、調号を変更すると、各パートが個別に変更されてます。独立した調号設定を解除したい場合は、〔五線の属性〕ダイアログボックスで解除してください(五線の属性ダイアログボックスを参照)。ただし、独立した調号の設定を解除する場合は、移調楽器のパートの〔移調楽器〕の設定が正しくおこなわれていることを確認してください。

 

 

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