【このダイアログボックスを表示するには】
〔書類〕メニューから〔プレイバック・オプション〕を選択します。または、〔ウィンドウ〕メニューから〔プレイバック・コントローラー〕を選択し、〔プレイバック・コントローラー〕、〔プレイバック・オプション〕のボタンを順次クリックします。
【機能について】
このダイアログボックスでは、リアルタイム入力時のプレイバックや、エクスポートしたMIDIファイルやオーディオファイルのプレイバックに関する多くのオプションを選択することができます。例えば曲を途中から再生する場合、直前にある発想記号による曲想の変化を有効にするかどうかを選択したり、その楽譜が〔リアルタイム入力〕ツールによって入力された場合、記録されたテンポ変化やペダル、ベロシティのデータをプレイバックに反映させるかどうかを選択することができます。
これらのMIDI情報はすべて、〔リアルタイム入力〕ツールを使って実際に演奏をレコーディングした時に記録されるものです。シーケンス採譜モードで、テンポ・チェンジと連続的データを記録するには、実際に演奏をしてシーケンスを採譜する前に、〔シーケンス採譜〕ウィンドウの左下にあるそれぞれのデータに呼応する2つのチェックボックスにチェックを入れてください。〔リアルタイム入力〕ツールを使って、ベロシティと音価を記録するためには、レコーディングの前に〔MIDI〕メニューの〔クォンタイズ設定〕から〔クォンタイズ詳細設定〕を選択し、〔キー・ベロシティを保持〕と〔音価を保持〕にチェックを入れてください。
あるいは、テンポ・チェンジを除くこれらのデータを、楽譜上から〔MIDI〕ツールを使って直接作成することもできます(テンポ・チェンジの作成には〔テンポ〕ツールを使用します)。もちろん、アーティキュレーションや発想記号を楽譜上に書き込んで、これらの曲想を演奏に反映させることもできます。
4つのチェックボックスをすべて選択すると、楽譜上には記譜されていなくても実際に演奏されたサスティーン・ペダルや微妙な強弱、リタルダンドやアッチェレランド、わずかなリズムの揺れなどをそのままプレイバックに再現することが可能です。
一方、途中からのプレイバックに開始地点以前のボリューム、テンポ、その他の情報が必要のない場合には、〔リセット〕を選択してください(プレイバックは、その後最初に何らかの発想記号に出会うまで、〔プレイバック・コントローラー〕で設定されている音量とテンポでおこなわれます)。
しかし、楽譜を部分的にプレイバックさせていくのであれば、演奏していた最後のテンポ、ボリューム、MIDIコントローラー情報は記憶されるべきであり、次に演奏を再開した際にも、そのままの設定でプレイバックが続行されるのが好都合です。そのような場合は、〔現在の設定を使用〕を選択するとFinaleは停止した時点の設定を記憶し、曲の途中から演奏を始めるたびに、前に戻って最初から発想記号を読みに行くことはしません。
参照:
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