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ピッチ・ベンドデータを編集するには

  1. 〔MIDI〕ツールimage\MIDI_Tool.gifをクリックします。
  2. 編集したい小節を選択します。小節をクリックするとその1小節を、Shiftクリックすると小節を追加選択でき、画面上に表示されている部分をドラッグして囲めば、その範囲内のすべての小節を、五線の左側をクリックすればその五線全体を、〔編集〕メニューから〔すべてを選択〕を選択すれば、ファイル全体を選択することができます。

ハイライト表示されている部分をダブルクリックすれば、〔MIDIツール〕ウィンドウが表示されます。

  1. 〔MIDIツール〕メニューから適当なコマンドを選択して、選択範囲のデータの編集をおこないます。〔MIDIツール〕メニューから適当なコマンドを選択して選択範囲の編集をおこないます。以下の説明では、ピッチ・ベンド指定位置の値が0(ゼロ)になっていて、最大値が8191、最小値が-8192として定義されていることを念頭においてください。

〔絶対値で指定〕を使用すると、選択範囲のすべての音符のピッチ・ベンドの値を単一の値に設定できます。〔連続して値を増減〕を使用すると、選択範囲に渡ってピッチ・ベンドの値をある値から別の値へ徐々に変化させることができます。〔加算〕を使用すると、選択範囲のすべての音符のピッチ・ベンドの値へ正あるいは負の値を加算することができます。〔パーセントで変更〕を使用すると、選択範囲のすべての音符のピッチ・ベンドの値を、元の値に対する比率で変更することができます。〔リミット〕は、選択範囲のすべての音符のピッチ・ベンドの値の最小値と最大値を設定して制限することができます。(詳しくは、絶対値で指定ダイアログボックス連続して値を増減ダイアログボックス加算ダイアログボックスパーセントで変更ダイアログボックスリミットダイアログボックスをご覧ください。)

たいていの場合は、〔絶対値で指定〕、〔連続して値を増減〕、〔リミット〕のコマンドが効果的です。ここでは、2拍間で上昇して、次の2拍間で元に戻るようなスムーズなピッチ・ベンドを作成する方法を以下に説明していきます。まず、〔MIDIツール〕ウィンドウのグラフ表示エリアでドラッグして、2拍分をハイライト表示させます。〔MIDI〕ツールから、〔連続して値を増減〕を選択して最初のテキストボックスに「0」(ゼロ)(ピッチ・ベンド0の状態)から2番目のテキストボックスへ「8191」(最大ピッチ・ベンドの位置)と入力します。次に、〔データをまびく値〕のテキストボックスに、例えば「640」と入力します。この値が小さい程ピッチ・ベンドはスムーズになりますが、その分データの容量が大きくなるので、ファイルサイズはより大きくなってしまいます。〔OK〕をクリックします。次に、同じ要領で2拍分を選択した後、〔連続して値を増減〕を選択します。今度は、最初のテキストボックスに「8191」、2番目のテキストボックスに「0」(ピッチ・ホイールを通常の位置に戻すため)と入力してから、3番目のテキストボックスに「640」と入力して〔OK〕をクリックします。これにより、グラフ表示エリアで編集したピッチ・ベンドデータの効果を目で確認できると同時に、〔MIDIツール〕メニューから〔MIDIツール・ウィンドウ内を演奏〕を選択すれば、それをプレイバックすることができます。

ピッチ・ベンドの値を正しく計算せずに設定をおこなった場合は、プレイバック時にMIDIキーボードの音程がおかしくなる場合があります。これは、ピッチ・ホイールの値が、ゼロの位置にリセットされていないことにより生じます。このような場合は、〔MIDIツール〕ウィンドウのグラフ表示エリアで、ピッチ・ベンドの値をゼロへ戻したい位置で、〔MIDIツール〕メニューから〔絶対値で指定〕を選択して、「0」を入力してから〔OK〕をクリックします。

上記の方法以外にも、〔MIDIツール〕分割ウィンドウで範囲を選択してClearキーを押すか、〔選択〕ツールを使って連続的データを消去する方法を使用しても、楽譜上のピッチ・ベンドのデータを消去することができます。

 

 

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