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プレイバック時のスウィングの設定

8分音符で書かれた楽譜をプレイバック時にスウィングさせるのは、プレイバック・コントローラーを使えば簡単にできますが、スウィングの割合やタイミングをより詳細に設定する方法が他にあります。

純粋な3連符スウィングの場合、下の図のように、弱拍の8分音符を3連符の最後の1つとして演奏します。

つまり、最初の8分音符は持続し、2番目の8分音符は遅らせます。〔発想記号〕ツールを使って、楽譜に書かれたリズムより演奏を早めたり遅らせたりすることができます。

Human Playbackで〔ジャズ〕等を選択すれば、スウィングが自動設定されます。〔古典様式〕や〔ロマン様式〕のようにスウィングを設定していないHuman Playbackスタイルでは、スウィングの設定はグレー表示になります。

発想記号の作成画面にある〔スウィング〕コマンドを使って、8分音符の弱拍のアタックを遅らせることができます。発想記号を選択して、「どの程度遅らせるか」だけ設定します。

〔絶対値で指定〕に「100」を入力すれば、純粋な3連符スウィングでプレイバックされます。もろちん、スウィングの程度に応じて様々な値を指定できます。通常は、テンポが速いほど小さな値にします(ほぼ8分音符に近い長さになります)。テンポが遅い場合は、この値を大きくしてスウィングをより重くできます。

プレイバック時のスウィングを設定するには

  1. 〔発想記号〕ツールimage\Expression_Tool.gifをクリックして、小節の先頭をダブルクリックします。〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
  2. 左のカテゴリリストから〔速度標語〕を選択します。スウィングの記号(8分音符2つ=4分3連符と8分音符)をクリックします。
  3. 〔編集〕をクリックします。〔発想記号の設計〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで記号を編集します。ただし、ここでは文字も図形も作成せずに、非表示の記号にプレイバック定義を割り付けます(楽譜にはハンドルが表示されます)。〔図形〕ラジオボタンを選択します。
  4. 〔プレイバック〕タブをクリックします。プレイバックオプションが表示されます。
  5. 〔タイプ〕のリストから〔スウィング〕を選択します。
  6. 〔絶対値で指定〕テキストボックスに「100」と入力するか、〔スウィングの度合い〕メニューから〔通常〕を選択します。この数字はスウィングの割合を表します。重めのスウィングにするには100より大きい値を入力し、軽めのスウィングにするには100より小さい値を入力してください。
  7. 〔OK〕〔配置〕の順にクリックして楽譜上に戻ります。スウィング記号を移動するには、ハンドルをドラッグします(ハンドルをクリックしてDeleteキーを押せば、記号を削除できます)。

他の五線(パート)にプレイバック時のスウィングを設定するには、発想記号を新規作成して、他の五線に配置します。

  1. スウィング記号を配置する五線の上をダブルクリックします。
  2. 左のカテゴリリストから〔速度標語〕を選択します。
  3. スウィング記号を選択して、〔複製〕をクリックします。
  4. 〔カテゴリの変更〕をクリックして〔その他〕を選択します。
  5. 〔編集〕をクリックして、テキストボックスの中の文字列を削除します。これは、楽譜の各五線に「Swing」という文字が表示されないようにするためです。
  6. 〔OK〕〔配置〕の順にクリックします。スウィング記号が五線に配置されます。

 

 

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