Finaleで作成したファイル全体だけでなく、特定のページや特定の範囲をPDF形式で保存することもできます。ここでは、〔ファイル〕メニューと〔印刷〕ダイアログボックスを使って全ページをエクスポートする方法を説明します。範囲を指定してエクスポートする手順については、選択範囲をグラフィックとして出力するにはをご参照ください。
Note. FinaleからPDFとしてエクスポートした場合、すべて不透明表示になります。
- Finaleで楽譜ファイルを開きます。
- 〔ファイル〕メニューの〔エクスポート〕から〔PDF〕を選択します。ファイルにPDF特性（件名、タイトル、作成者など）を追加するには、〔Additional Properties〕をクリックして、必要な情報を入力してから、〔OK〕をクリックします。
- ファイル名と保存先を指定して、〔保存〕をクリックします。画面に表示している文書のPDFファイルが作成されます。例えばパート譜を表示している場合は、そのパート譜のPDFが作成されます。Adobe Acrobat Distillerというプリントドライバを使ってPDFに出力する場合は、以下の手順に従ってください（詳しくはAdoba Acrobatのマニュアルをご参照ください）。 また、〔印刷〕ダイアログボックスを使ってPDFを作成することもできます。
- 〔ファイル〕メニューから〔印刷〕を選択します。〔印刷〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔セットアップ〕をクリックします。〔プリンタの設定〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔プリンタ名〕ドロップダウンリストから〔Acrobat Distiller〕、〔Acrobat PDF〕、またはコンピュータにインストールされている別のAdobe PDFプリントドライバを選択します。PDFの作成が終わったら、通常使用するプリンタに戻すようにしてください。
- 〔OK〕をクリックします。楽譜ファイルにパート譜が含まれている場合は、印刷するパート譜を左上の〔スコア譜／パート譜〕チェックボックスで選択します。必要に応じて他の印刷設定を変更します（印刷を参照）。
- 〔OK〕をクリックします。Acrobat Distillerを使った印刷が開始されます。Distillerがバックグラウンドで動作していれば、ただちにAcrobat Distillerが起動します。Distillerが起動すると、〔PDFファイルの保存〕ダイアログボックスが表示されます。
- ファイルに名前を付け、保存場所を指定して（デスクトップに保存すると便利です）、〔保存〕をクリックします。Acrobat DistillerがPDFファイル作成を処理します。Distiller Assitantの設定によっては、新規作成されたPDFファイルが自動的に開くので、ファイルの内容を確認できます。
