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(学習コードの詳しい説明は、コードネームをご参照ください。ここでは、前述のコード自動解析機能と合わせて、入力する前にあらかじめいくつかのコードをFinaleに学習させておく方法について解説します。もちろん学習コードは、コードネームの入力中にいつでも作成することができます。〔定義されているサフィックスからは適合するものが見つかりません〕ダイアログボックスが表示された時に〔自分で作成〕をクリックして、〔コード・サフィックス編集〕ダイアログボックスで作成されたコードが学習コードになります。)

MIDIキーボードを使ってコードを入力する(あるいは楽譜上に入力済みの和音を解析させる)場合、学習させる必要があるコードをあらかじめ用意しておくと時間を節約できます。例えば、楽譜上に5度のイレブンス・コード(F/GやDm7/Gなど)、maj6、その他一般的でないコードネーム(例えばC2など)を書き込む場合、この方法を使用して、前もってそれらのコードをFinaleに学習させておきます。いったんコードが学習されると、(MIDIキーボード入力やコードの自動解析で)次にそのコードに遭遇した時、正しいコードネームが自動的に表示されます。

Finaleにコードを学習させるには

  1. 〔コード〕ツールimage\Chord_Tool.gifをクリックします。〔コード〕メニューが表示されます。
  2. 〔コード〕メニューから〔学習コードの編集〕を選択します。〔学習コードの編集〕ダイアログボックスが表示されます。Finaleはつねに学習コードを特定のスケール(音階)と関連づけます。したがって、コードネームを入力しようとしている楽譜の調に対して、ダイアログボックスに表示された調が適切でない場合は、〔調の設定〕ボタンをクリックして適切な調を指定し、適切な状況で新しいコードを解析できるようにします。
  3. 〔学習〕をクリックします。MIDIキーボードでコードを演奏するよう要求するメッセージが表示されます。
  4. コードを演奏します。最低音とそこからの各構成音までの距離が計算されます。ボイシングやオクターブは関係ありません。キーボードで演奏すると、〔コード定義〕ダイアログボックスが開きますので、演奏した和音に対して使用したいコードネームを設定します。
  5. 通常の手順でコードネームを作成し、〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。〔コード定義〕ダイアログボックスの使用手順については、コードネームを手動で定義、入力するにはまたはMIDIキーボードを使用してコードネームを手動入力するにはをご参照ください。

〔学習コードの編集〕ダイアログボックスに戻ったら、再度〔学習〕をクリックして上述の手順を繰り返し、新しいコードネームを必要なだけFinaleに学習させます。学習されたコードは、ファイルにすでに読み込まれているコード・サフィックスのライブラリの他のサフィックスとともに保存されます(コード・サフィックスのライブラリを作成あるいは読み込むにはをご参照ください)。したがって、あるファイルで作成した学習コードは別のファイルに読み込んで使用することができるので何度も定義する必要はありません。

  1. 〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。これ以降コード自動解析機能(MIDI入力または音符解析)を使用してコードネームを追加する時には、Finaleはここで学習させたコードを解析してそのコードネームを表示することができます。(Finaleは、異なる調の学習コードを解析しますが、これはルート音のスケール内での音程位置が同じ場合のみです。例えば、ハ調のCsus2を学習させるとへ調のFsus2も解析できますが、ハ調のFsus2は別途学習させない限り解析できません。)

 

 

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