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8分音符の自動連結プラグイン

【このプラグインを使用するには】

〔プラグイン〕メニューの〔音符関連〕から〔8分音符の自動連結〕を選択します。〔選択〕ツールでなにも小節を選択しないでこのプラグインを実行すると、楽譜全体を処理対象にするかどうかをたずねられます。

【機能について】

このプラグインを使用して、4/4拍子の時に2つずつ連結されていた8分音符を、2/2拍子の時のように4つずつ連結されるように修正します。

たいていの楽譜では8分音符は4つずつ連結され、それより短い音符は4分音符に対応する長さに連結されます。旧バージョンのFinaleでは拍子に沿った連結しかサポートされていなかったので、16分音符は正しく(4つずつに)連結されますが、8分音符は2つずつに連結されていました。

新しいバージョンのFinaleでは、〔8分音符を4つで連結する〕オプションを使用してこの問題を解決することができます(ファイル別オプション-連桁をご参照ください)。このオプションを使用すれば、自動的に8分音符を4つずつの連桁に、それより短い音符は4分音符に対応する長さに連結させることができます。しかし、このオプションを使用せずに作成された楽譜では当然ながら連桁は修正されません。そこでこの〔8分音符の自動連結〕プラグインを使い、4/4拍子の拍節に合わせて連結された8分音符を、一般的な4つずつの連桁にまとめて修正します。

8分音符の自動連結プラグインを使用するには

〔選択〕ツールを使用して、8分音符の連桁を修正したい範囲を選択します。

〔8分音符の自動連結〕プラグインを起動すると、4/4拍子の小節内で4つ続く8分音符がすべて連結されます。他の音符の組み合せは変更されません。例えば、図の1小節目と2小節目の後半の連続する8分音符は4つずつ連結されますが、2小節目の8分音符-16分音符-16分音符のリズムは、通常の記譜法にしたがい、変更されません。3小節目の8分音符と8分休符のグループは連結されます。

注:

このプラグインの機能は、〔ファイル別オプション〕ダイアログボックス〔連桁〕欄で〔8分音符の連桁〕オプションを選択して〔ユーティリティ〕メニューの〔連桁の再連結〕コマンドを実行した時と、ほぼ同様の働きをします。しかしこのプラグインでは、4つ1組の8分音符の連桁のみ修正され、他のリズム・パターンの連桁は修正されません。〔ユーティリティ〕メニューの〔連桁の再連結〕コマンドでは、拍子記号またはドキュメント・オプションで指定された内容によりすべての連桁がリセットされます。また、このプラグインは、オプション設定に依存しません。〔連桁の設定〕ダイアログボックスで〔8分音符の連桁〕オプションが選択解除されていてもこのプラグインを使用することができます。

ボイス2の8分音符は、4つの音符すべてがボイス1の同じ音符に付随する場合のみ、4つ1組に連結されます。これは(ボイス1上の同一の音符に付随するボイス2の音符のみが連結できるという)ボイス2の連桁の仕様によるものです。

 

 

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