シーケンス採譜モードで演奏を録音または再生している時にもMIDIシンク信号を送信することができます。例えば新しいトラックをドラム・マシンを伴奏に使用して録音するような時は、このように設定する必要があります。このテクニックを使うと、シーケンス採譜ウインドウで録音をする時にFinaleがドラム・マシンをコントロールします。FinaleはMIDIクロック信号とSMPTE、MIDIタイム・コードをサポートしています。
- 〔リアルタイム入力〕ツール
をクリックし、〔シーケンス採譜モード〕を選択して小節をクリックします。クリックされた小節は変換される最初の小節になります。〔シーケンス採譜〕ウィンドウが表示されます。
- 〔時間ふだ〕メニューから〔メトロノーム信号の出力〕を選択します。〔メトロノーム信号の出力〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔MIDIシンク送信〕をクリックして〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。
- 通常の方法で時間ふだを入力します。時間ふだを鍵盤またはペダルをタップして入力します。あるいはFinaleにそれらを自動的に入力させることもできます(絶対値で指定を使用)。詳しくは、シーケンスの採譜とメトロノーム記号をご参照ください。
- 〔時間ふだ〕の下の〔再生〕をクリックします。再生または録音を通常通りにおこないます。Finaleはクリック音を再生する代わりにMIDIシンク(ソング・ポインタ・データ)を送信します。コンピュータを外部シーケンサー(または他のコンピュータ)と接続していてこういったMIDIメッセージを受けられるように設定しておくと、Finaleが再生を始めるまで“一時停止”のモードで待機して、再生されるとそれに同期して動作させることができます。