連続して値を増減ダイアログボックス(音価)
【このダイアログボックスを表示するには】
- 〔ウィンドウ〕メニューから〔上級者用ツール・パレット〕を選択します。〔MIDI〕ツール
をクリックします。〔MIDIツール〕メニューが表示されます。
- 小節範囲を選択します。〔MIDIツール〕分割ウィンドウで作業している場合は、グラフ表示エリアでドラッグして囲むか、各音符のハンドルをクリックしてMIDIデータの編集をおこなう範囲を選択します。
- 〔MIDIツール〕から〔音価編集〕を選択します。
- 〔MIDIツール〕から〔連続して値を増減〕を選択します。
【機能について】
このダイアログボックスは、音価の値を、ある値から別の値へ順次に変化させることができます。
- 始まり・終わり 編集したいMIDIデータのタイプが音価の場合は、2つのラジオボタンを持つダイアログボックスが表示されます。ここで、データを変化させる対象を、音の始まり(音符の記譜上の発音の位置と実際にリアルタイム入力で演奏した際の音符の発音位置との差)か、音の終わり(音符の記譜上の長さが終わる位置と実際に音符の演奏を止めた位置との差)から選択します。
- ___から___まで この2つのテキストボックスに、音価の値を、選択した範囲に渡って順次に変化させる始めと終わりの値を入力します。音価を編集している場合は、音の始まりと音の終わりの値に変化が適用されます。音の始まりとは、記譜上の音符の発音の位置と実際に音符が演奏される際の発音位置との差を意味します。また、音の終わりとは、記譜上の音符の長さの終わる位置と実際に音符の演奏を止めた位置との差を意味します。音の始まりと音の終わりの値は、EDU単位で設定します(4分音符は1024EDUに相当します)。例えば、選択範囲に渡って〔音の始まり〕を「0」から「-512」までと設定した場合、各音符は次第に実際に発音されるべき拍より前に発音される様になっていき、最終的には、8分音符(=512EDU)分早く発音されることになります。また、選択範囲に渡って〔音の終わり〕を“1024”から“0”までと設定した場合は、記譜された音価にかかわらず、各音符が演奏される時間は次第に短くなっていき、最後にはその時間はゼロになってしまいます。
- OK・キャンセル 〔OK〕をクリックすると、MIDI データの変更に関する設定内容が確定されます。〔キャンセル〕をクリックすると、変更内容は破棄されます。いずれの場合も〔MIDIツール〕分割ウィンドウ(もしくは楽譜上)へ戻ります。
参照:
MIDIツールメニュー
MIDIツール