手の幅ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
- 〔リアルタイム入力〕ツール
をクリックします。メニューバーに〔リアルタイム入力〕メニューが表示されます。
- 〔リアルタイム入力〕メニューから〔シーケンス採譜モード〕を選択します。任意の小節をクリックします。〔シーケンス採譜〕ウィンドウが表示されます。
- 〔シーケンス採譜〕メニューの〔分割ポイント〕から〔手の幅〕を選択します。
【機能について】
手の幅オプションは、Finaleに演奏を2つの五線に分割して採譜するように指定します。それぞれの五線にどの音が入るのかを決定するために、Finaleは、演奏を採譜する際に(このダイアログボックスで入力した数値に基づいた)片方の手を広げたときの最大幅を参考にして、演奏を“右手”と“左手”のパートに分割します。この方法の有利な点は(分割ポイントとして〔音程〕を使用するのに比べて)、それぞれのフレーズにどちらの手がどちらかを見極めるのに充分な間隔があれば、Finaleが演奏者の手の動きを自動的に判断して、キーボード上の分割ポイントを追うことができるということです。
- 右手の現在位置・左手の現在位置 これらは、録音された曲を採譜する際に、Finaleが認識している右手と左手の位置を表します。デフォルトの右手の位置は65、左手の位置は48です。これらの数字はMIDI規格で定義されているMIDIノート番号に対応しています(中央のドは60になります)。
演奏の中のある部分に対して採譜を実行すると、これらの数字は最後に採譜を実行した時にFinaleが認識していた右手と左手の位置を示します。これらの数字をデフォルト(65と48)にリセットするには、〔リセット〕ボタンをクリックしてください。
- 片手の最大値 このテキストボックスの中に、両手で演奏している場合の片方の手の最大幅を入力してください。片手の幅の数字を計算する替わりに、〔実際に弾く〕ボタンをクリックして、キーボードを実際に弾いてみることができます。
- 実際に弾く このボタンをクリックすると、入力待ちの状態になり、キーボードから直接鍵盤を弾くことで片手の最大幅を指定することができます。なにか鍵盤を弾くと表示されていたメッセージが消え、〔片手の最大幅〕テキストボックスにキーボードから入力した幅に相当する数字が表示されます。
- リセット 現在の左手と右手のポジションをデフォルトのMIDIの値(それぞれ65と48)に戻したい場合は、このボタンをクリックします。
- OK・キャンセル 入力した片手の最大幅の設定を確定するには〔OK〕をクリックします。設定内容を取り消すには〔キャンセル〕をクリックします。
Tip. 中央のC = 60 = C4です。
参照:
シーケンス採譜メニュー
リアルタイム入力ツール