シーケンス採譜モードでは、メトロノーム信号の専用トラックはFinaleが自動的に生成した時間ふだの再生に使用されるものです。メトロノーム信号の音程、MIDIチャンネル、長さなどの属性は任意に指定することができます。
- 〔リアルタイム入力〕ツール
をクリックします。メニューバーに〔リアルタイム入力〕メニューが表示されます。
- 〔リアルタイム入力〕メニューから〔シーケンス採譜モード〕を選択します。任意の小節をクリックします。ここでクリックした小節が、採譜が実行される際の先頭小節となります。〔シーケンス採譜〕ウィンドウが表示されます。
- 〔シーケンス採譜〕ウィンドウの右下の〔イン〕をクリックして、メトロノーム信号の専用トラックを開始したい時間（時、分、秒、1/1000秒）を入力します。メトロノーム信号の専用トラックを録音と同時に開始したい場合、このカウンタを00：00：00：000のままにしておいてください。（数値を入力する替わりに、曲中の適切なポイントを、キーボード表示領域をクリックすることによって指定することもできます。）
- 〔シーケンス採譜〕ウィンドウの右下の〔アウト〕をクリックして、メトロノーム信号の専用トラックを停止したい時間（時、分、秒、1/1000秒）を入力します。例えば、演奏が2分間続くと予測される場合、2：00：000とタイプします。（数値を入力する替わりに、曲中の適切なポイントを、キーボード表示領域をクリックすることによって指定することもできます。）
〔イン〕、〔アウト〕のカウンタに数値を入力する替わりに、（左端にピアノの鍵盤の絵が表示された）キーボード表示領域でマウスをドラッグする方が簡単かも知れません。〔イン〕、〔アウト〕カウンタの数値は選択した領域の幅に合わせて自動的に変わります。
- テンポを〔指定〕テキストボックスに入力します。ここに入力する数値は一般の速度表記用の値（拍／分）で、メトロノーム信号の専用トラックのテンポを指定する値です。（このメトロノーム設定の拍の基準となる音価は、〔時間ふだ〕メニューの〔最初のふだの音価〕から選択します。通常は、4分音符／分です。）
- 〔時間ふだ〕メニューから〔メトロノーム信号の出力〕を選択します。〔メトロノーム信号の出力〕ダイアログボックスが表示されます。
- メトロノーム信号の専用トラックに使用される音を、〔実際に弾く〕をクリックして適切な音を弾くことによって指定します。Finaleは弾かれた音やMIDIチャンネルを自動的に記録します。
ドラムの短い打楽器音あるいはMIDIキーボードの最高音を使用するのが一般的です。メトロノーム音の音価は、数値を変えることによって変更することができます。デフォルトの値は0.5秒です。
- 〔OK〕をクリックします（またはEnterキーを押します）。〔シーケンス採譜〕ウィンドウへ戻ります。
- 〔演奏待ち〕をクリックします。〔演奏待ち〕をクリックすると、Finaleは選択されているキーボード領域全体に、時間ふだのアイコンを表示します。この状態で演奏を開始すると、これらの時間ふだがメトロノーム音として再生されます。Finaleは現在一時停止モードで、演奏の始めの音符を待っています。〔演奏〕欄の〔最後から録音〕と、〔時間ふだ〕欄の〔再生〕が選択されていることを確認してください。
Finaleは現在一時停止モードで、演奏の始めの音符を待っています。〔演奏〕欄の〔最後から録音〕と、〔時間ふだ〕欄の〔再生〕が選択されていることを確認してください。
- 通常通り演奏を録音します。演奏すると、Finaleは指定したテンポ、音、音価のメトロノーム音を再生しながら演奏を録音します。
