音符を縮小すると、その音符に関連づけられた歌詞、アーティキュレーションなどはすべて自動的に同じ倍率で縮小されます。しかし場合によっては、これら割り付けられた項目のサイズについては、変更したくない場合もあるかもしれません。
Note: 歌詞のフォントサイズを固定したい場合は、以下で説明する方法よりも、〔ファイル別オプション〕の〔フォント〕欄でフォントサイズを指定する際に、〔サイズ固定〕をチェックする方が簡単に指定できます。詳しくは全体的に歌詞のフォントを設定するにはをご参照ください。
- レイヤー2、3、4のいずれかにガイド音符を入力してください。すでにガイド音符をレイヤー1に入力している場合は、〔編集〕メニューの〔レイヤー移動/コピー〕コマンドを使って他のレイヤーに移動します。すでに歌詞などの要素をガイド音符に割り付けてある場合は、いったん削除して次に説明するレイヤー1の“ダミー”音符に後で付け直します。
- 通常サイズの“ダミー”音符をレイヤー1に入力します。このダミーは記号類の表示位置の基準になるだけですので、ピッチはどのようなものでもかまいませんが、リズムについては、必ずガイド音符のリズムに合わせたものにしてください。
- ダミー音符に歌詞などの記号を割り付けます。
- 〔五線〕ツールをクリックします。
- 〔五線〕メニューの〔楽譜スタイルの適用〕から〔スコア譜とパート譜〕(または〔編集中のパート譜/スコア譜〕)を選択します。
- 〔空白の小節:レイヤー1〕を選択し、〔OK〕をクリックします。〔空白の小節〕を選択したことでレイヤー1の音符はすべて隠れますが、音符に割り付けられている要素はそのまま表示されます。つまり、ガイド音符は〔空白の小節〕設定が適用されない他のレイヤーに入力され、それに付随する歌詞や記号はレイヤー1の隠された音符につけられているのですが、見る者にとってはまるでガイド音符に割り付けられたもののように表示されるのです。