〔歌詞〕ウィンドウを使うと、〔楽譜へ直接タイプ〕や〔クリックで割り付け〕と連携して歌詞を作成できます(歌詞メニューを参照)。このウィンドウで、〔書類〕メニューの〔ファイル別オプション〕ダイアログボックスの〔フォント〕欄で指定したフォントを部分的に変更することもできます。例えば歌詞中の一部をイタリックに変えることができます。また、一般的なワープロで作成した歌詞をコピーし、
〔テキスト編集〕ウィンドウが表示されているときには、〔編集〕メニューと〔文字〕メニューが有効になり、テキストのコピー、ペースト、フォントやスタイルの変更、その他文字編集関連の機能を使用することができます。ただし、このウィンドウ内ではテキストの表示形式に関わる〔文字〕メニューコマンドのみが利用可能です。〔行送り〕や〔ページオフセット編集〕コマンドや〔挿入〕、〔文字揃え〕などのサブメニューは利用可能ではありません。
「楽譜へ直接タイプ」か「クリックで割り付け」で楽譜に入力した歌詞は、〔歌詞〕ウィンドウに表示される歌詞と動的にリンクしています。〔歌詞〕ウィンドウで歌詞の一部を変更すると、楽譜上の歌詞も自動的に変更されます。〔歌詞〕ウィンドウで歌詞の一部を削除すれば、楽譜上の歌詞も同じ部分が削除され、全体が左へ移動します(〔歌詞〕ウィンドウで歌詞を編集するとき、画面の表示にわずかな遅れが生じることがありますが、不具合ではありません)。同様に、〔楽譜へ直接タイプ〕を使用して、楽譜上で直接歌詞を編集した場合、〔歌詞〕ウィンドウの歌詞も自動的に変更されます。ただし、選択ツールまたはや「シラブル調整」機能を使って楽譜上から歌詞を削除した場合、この変更はおこなわれません。この場合、楽譜上から歌詞は削除されますが、〔歌詞〕ウィンドウには残っています。
〔歌詞〕メニューから〔クリックで割り付け〕を選択すると、〔歌詞〕ウィンドウでは次に入力するシラブルがハイライト表示されます。音符をクリックしてシラブルを入力すると、〔歌詞〕ウィンドウでは、さらに次のシラブルがハイライト表示されます。次に入力する歌詞を指定するには、歌詞の左をクリックします。〔歌詞〕ウィンドウのタイトルバーをドラッグするとウィンドウが移動し、クローズボックスをクリックするとウィンドウが閉じます。
歌詞の一部分、または〔歌詞〕ウィンドウ1つ分の歌詞をカットもしくはコピーして他の場所にペーストすることができます。ドラッグでテキストの範囲を選択して、カットする場合は
歌詞はこの3種類のグループに分かれていますが、これらに技術的な違いはありません。3つのグループに分かれている理由は歌詞をわかりやすく、また一度に大部分の歌詞のフォントや書式を変更しやすくするためです。(〔書類〕メニューの〔ファイル別オプション〕ダイアログボックスの〔フォント〕欄でバース、コーラス、セクションごとに異なるフォントを指定することができます。)
〔歌詞〕ウィンドウで歌詞グループを切り替える操作は、〔編集する歌詞を選択〕ダイアログボックスでの操作と同じです(このダイアログボックスを表示するには〔歌詞〕メニュー > 〔編集する歌詞を選択〕を選択します)。〔編集する歌詞を選択〕ダイアログボックスと〔歌詞ウィンドウ〕は連動しているので、一方で変更を加えると、もう一方も変更されます。
Note: 位置調整用の三角形の使い方を動画でご覧いただけます。クイックスタートビデオ:位置調整用三角形の使い方
一番左の三角形を上下にドラッグすると、歌詞のベースラインがファイル全体で移動します。2つめの三角形はその五線の歌詞のベースラインにのみ影響を及ぼします。3つめの三角形では、その五線の現在編集中の組段のベースラインのみを移動できます。一番右端の三角形は、新たにクリックするか〔楽譜へ直接タイプ〕によって入力される、次に割り当てられるシラブルのベースライン位置を指定します。
参照:
Finale User Manual Home
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