〔アーティキュレーション設計〕ダイアログボックスには、作成したアーティキュレーション(アクセント、スタッカートなど)を符頭から一定の距離をおいて自動的に中央寄せさせたりすることができる〔位置設定〕オプションがあります。
しかし、アーティキュレーションとして使用されるキャラクタは、それぞれが異なる大きさや形を持ち、さらにフォントによって位置調整の取り扱い方法も異なります。例えばサードパーティ製の記譜フォントを使用した音符にフェルマータを配置するときなどには、たとえ〔中央寄せ〕を指示したとしても若干左寄りに配置されてしまうこともあるでしょう。そういった場合には〔ハンドル位置〕ダイアログボックスを使用すると、その記号(キャラクタ)の位置調整の基準となるハンドルの位置を調整することができます(通常、ハンドルはそれぞれのキャラクタの左下の部分に設定されます)。
この〔ハンドル位置〕機能を使用すれば、ブレス記号やフレーズの分かれ目を示す斜め二重線を自動的に音符の右に配置したり、また〔線上には配置しない〕オプション選択時の記号の高さ調整のために使用することも可能です。詳しくはアーティキュレーション設計ダイアログボックスをご参照ください。(注:通常は、記号を〔中央揃え〕にするためにこの機能を使用する必要はありません。Finaleは、そのキャラクタのハンドルが左下に設定されていても、キャラクタ自体の幅を計測して自動的に符頭に対して中央に揃えます。)
参照:
Finale User Manual Home
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