ファイル別オプション-フォント
【このダイアログボックスを表示するには】
〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔フォント〕を選択します。
【機能について】
これらのオプションにより、楽譜上のほぼすべての要素に関して、それらに使用されるフォントを全体的に変更することができます。変更を適用する項目により、楽譜上のすべての同種の項目が一度に変更されるか、新たに記号を作成する時に選択されているフォントが変更されるかが異なります。*(星印)がついている項目は、楽譜上の既存の記号には影響を与えず、これから作成する記号に対してのみ有効です。例えば、五線やグループの正式名や省略名を表示するためのフォントの初期設定を変更する場合は、〔テキスト〕ドロップダウンリストポップアップメニューから項目名を選択し、〔フォント指定〕ボタンをクリックしてフォントを指定すると、次回五線名やグループ名を作成する際に、そのフォントが選択されます。〔コード〕ドロップダウンリストポップアップメニューでは、コードのルートやサフィックス、変化記号のそれぞれに別々のフォントやサイズを指定することができます。音符や休符、音部記号、調号、拍子記号などには、Finaleに付属するKousakuフォントがデフォルトフォントとして使用されますが、これをMaestroやEngraver、Jazz、Petrucci、Chaconne(これらも製品に付属します)、Sonataなどのその他の記譜用フォントに変更することも可能です。また、特定の要素ごとにフォントを混在させて使用することもできます。
- [フォントの表示] 各ドロップダウンリストの下に、その項目に現在使用されているフォント名とサイズ、スタイルが表示されます。
- 歌詞:バース・コーラス・セクション・フォント指定 ドロップダウンリストポップアップメニューから目的の歌詞グループを選択し、〔フォント指定〕ボタンをクリックして歌詞のデフォルトフォントとそのサイズとスタイルを指定します。これら3つの種類の歌詞は、それぞれに種類が異なるデフォルトフォントを設定できる点を除いては、技術的になんら相違点はありません。(歌詞に文字を入力する際、ここで指定したデフォルトフォント以外のものを使用したい場合は、〔歌詞〕ウィンドウの〔文字〕メニューを使用してください。)
- テキスト:文字反復記号・反復記号括弧・テキストブロック・小節番号・正式五線名・省略五線名・正式グループ名・省略グループ名:フォント指定 ドロップダウンリストポップアップメニューから目的のテキスト項目を選択し、〔フォント指定〕をクリックしてそれぞれのテキスト項目用のデフォルトフォントとそのサイズとスタイルを指定します。
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Fineなどの文字反復記号のデフォルトフォントを指定するには、〔文字反復記号〕を選択してください。
- 反復記号括弧内のテキスト(例えば1、2、3、や「Repeat and fade out」など)のデフォルトフォントを指定するには、〔反復記号括弧〕を選択してください。
- テキストブロックのデフォルトフォントを指定するには、〔テキストブロック〕を選択してください。
- 小節番号のデフォルトフォントを選択するには〔小節番号〕を選択してください。(〔小節番号〕ダイアログボックスでもそれぞれの小節番号の範囲に対してフォントを設定することができます。)ここで設定された全ての五線(グループ)名のフォントは、印刷されない(画面表示用の)デフォルトの五線名(グループ名)にも適用されます。
注:発想記号のカテゴリ別のデフォルトフォントは〔発想記号カテゴリの設計〕ダイアログボックスで設定します。
- 楽譜関係:符頭・パーカッション符頭・タブ譜・付点・臨時記号・旗・休符・音部記号・調号・拍子記号(スコア譜)・拍子記号(パート譜)・拍子記号プラス記号(スコア譜)・拍子記号プラス記号(パート譜)・省略の記譜法・2小節の繰り返し表記の数字・繰り返し記号の付点・長休符・連符の数字・アーティキュレーション:フォント指定 楽譜上の音符や旗、休符などのそれぞれの記譜項目に対して、異なったフォントを定義することができます。フォントを指定したい項目をリストから選択してください。また、アーティキュレーションや長休符の数字に最初に使用されるフォントを設定することもできます。
- コード:ルート・サフィックス・変化記号・フレットボード:フォント指定 〔コード〕ポップアップメニューには、ルート、サフィックス、変化記号とフレットボードの項目が含まれています。コードのルートとサフィックスにはそれぞれ違った種類、サイズ、スタイルのフォントを設定することができます。*(星印)がついている項目は、楽譜上の既存の記号類には影響を与えず、これから入力されるものにのみ新しいフォントが適用されます。
- コードの変化記号のベースライン調整:シャープ・フラット・ナチュラル これらのオプションで、コードネームのルートに表示されるシャープ、フラット、ナチュラルのベースラインの値をそれぞれに対して設定します。シャープ、フラット、ナチュラルの元来のベースラインからの垂直方向の距離を、それぞれのテキストボックスに入力します。ダブル・シャープには〔シャープ〕の値が、ダブル・フラットには〔フラット〕の値が使用されます。
参照:
フォント
フォント付加情報ダイアログボックス
五線の属性ダイアログボックス
小節の属性 ダイアログボックス
書類メニュー / ファイル別オプション