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ユーティリティ / レイアウト更新

Finaleでは、旧式の遅い機種でもなるべくストレスなく使えるようにするため、楽譜内の小節の位置やページレイアウトの情報はつねに更新されているわけではありません。プログラムオプションで〔自動レイアウト更新〕が選択されていない場合は、レイアウト情報の再計算は〔ユーティリティ〕メニューからこの〔レイアウト更新〕を選択する(Ctrl+U)までは実行されません。

〔サイズ〕ツールや〔スペーシング〕コマンド、〔ページレイアウト〕ツール、〔小節〕ツールなどで、小節の大きさなどを変更した場合、〔レイアウト更新〕を選択せずにページ表示を見ると、小節の幅の調整がくずれる場合があります。極端に広い小節や狭い小節、または二重に表示されたり消えてしまう小節も出てきます。レイアウト更新をおこなうと、各組段内で小節のレイアウトを再配置し、適切な小節の長さの、美しくきちんとした組段を作成します。

さらに、作業時間を短縮するために、ページ表示の場合はそのファイルの現在表示されているページから最後までのみを再調整します。つまり、前から5ページ目までのレイアウトを変更していない場合は、レイアウト更新をおこなう前に6ページ目まで移動してからレイアウト更新を実行すれば、作業が素早く終了します。(レイアウト更新は、1ページ目を表示している場合またはスクロール表示の場合は、全ページに適用されます。)

〔レイアウト更新〕にはもう1つ便利な機能があります。手動で各組段の小節配置を調整するには、〔ページ・レイアウト〕メニューまたは〔ユーティリティ〕メニューの〔小節のはめ込み〕コマンドや、〔選択〕ツールでの上下の矢印キーを使用して小節を移動させます。詳しくは小節の配置をご参照ください。すべての小節を元の「自動的に再配置可能な状態」に戻すには、Shiftキーを押しながら〔レイアウト更新〕を選択します。

 

 

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