MIDIメッセージ送信ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
〔MIDI/Audio〕メニューから〔MIDIメッセージ送信〕を選択します。
【機能について】
このダイアログボックスは、MIDI機器に直接MIDIメッセージを送信する際に使用されます。例えば、MIDIロックが生じた際にノート・オフのメッセージをすべてのチャンネルに送信したい時や(〔オール・ノート・オフ〕コマンドと同じ働きをします(MIDIメニュー参照)。キーボードのパッチ設定を変更したい時、MIDIキーボードのサステイン・ペダルやピッチ・ホイールの引っ掛かり等をリセットする時などに使用することができます。これらのテキストボックスで有効な値の範囲は0から127です。
バンクとプログラム・チェンジをすぐに送信するには、プログラム・チェンジとバンク・セレクトの値を〔MIDIメッセージ送信〕ダイアログボックスに入力してください。コントローラーデータの送信方法は、比較的簡単です。〔コントローラー〕をクリックしてコントローラーを選択し、続いてコントローラーの名前(64:Sustainなど)をコントローラードロップダウンリストポップアップメニューから選択します。
- すべてのMIDIチャンネル・MIDIチャンネル限定_ これらのオプションで、MIDIデータを送信するMIDIチャンネルを設定します。〔すべてのMIDIチャンネル〕を選択すると、Finaleは指定されたデータをすべてのMIDIチャンネルに送信します。〔MIDIチャンネル限定〕を選択すると、Finaleは指定されたデータをテキストボックスに入力されたチャンネルだけに送信します。
- ノートオフ・ノートオン Finaleにノート・オフ(鍵盤を放す)またはノート・オン(鍵盤を押す)のメッセージを送信する時は、左側のテキストボックスに送信先のノート番号を入力していずれかのボタンをクリックしてください。(MIDIノート番号は、鍵盤の左側から右側に行くにつれて大きくなり、中央のドが60に相当します。)2番目のテキストボックスには、その鍵盤に指定する(キー・オフ・べロシティに対応しているシンセサイザーの場合は鍵盤を離す時の)キー・ベロシティの値を入力します。
- コントローラー このボタンをクリックしてコントローラーの番号を最初のテキストボックスに入力(または希望するコントローラーをドロップダウンリストポップアップメニューから選択)します。2番目のテキ ストボックスに、コントローラーに送信したい値を入力します。
- パッチ このボタンをクリックしてパッチ・チェンジを作成することができます。ドロップダウンリストポップアップメニューから単にプログラム・チェンジだけを作成したいか、またはバンクとプログラム・チェンジを作成したいかを選択して、続いてバンク・セレクトとプログラム・チェンジ・テキストボックスを使って、パッチ・チェンジ情報を作成します。または、希望する楽器をGeneral MIDIドロップダウンリストポップアップメニューから選択すると、バンク・セレクトとプログラム・チェンジが自動的に送信されます。
- ピッチベンド・アフタータッチ いずれかのボタンをクリックすると、Finaleにテキストボックスで指定されたピッチ・ベンドまたはアフタータッチの値を送信させます。
- その他 MIDIプロトコルに精通している方なら、このボタンとテキストボックスを使用して他のMIDIデータ(システム・エクスクルーシブ・データなど)を送信する事ができます。最初のテキストボックスにはステータス・バイトの第1バイト目を入力します。後の2つのテキストボックスの項目はステータス・バイトによって働きが異なります。
- 完了・送信〔送信〕をクリックすると指定したデータを送信します。〔完了〕をクリックするダイアログボックスを終了します。
参照:
MIDI/Audioメニュー