オシア小節を作成するには、まず“実際の”小節に音符を入力する必要があります。たいていの場合、オシア小節用の“仮の五線”を別途作成する必要があります。オシア小節を作成したら、〔五線の属性〕ダイアログボックスから〔五線を隠す〕を選択して、“仮の五線”を隠してしまいます。(詳しくは五線を隠すをご参照ください。)
- 〔表示〕メニューから〔ページ表示〕を選択します。
- オシア小節として表示させたい楽譜を仮の五線に入力します。
- 〔ウィンドウ〕メニューから〔上級者用ツール・パレット〕を選択します。
- 〔オシア〕ツールをクリックします。
- オシア小節を小節に対して割り付けたい場合はそのままスクロール表示にしておきます。オシア小節をページに割り付けたい場合はページ表示に切り替えてください。
- (ページに割り付ける場合は)ページ上でオシア小節を表示したい箇所をダブルクリックします。または(小節に割り付ける場合は)オシア小節を付けたい小節をクリックします。〔オシア小節の設計〕ダイアログボックスが表示されます。
- オシア小節をページまたは小節のいずれに割り付けたいかを選択します。
- コピー元の五線とコピー元の小節の番号を入力します。コピー元の五線とは先程作成した仮の五線のことで、コピー元の小節とはその音符が入力されている小節のことです。(五線の番号が分からない場合は、〔五線〕ツールで五線のハンドルを選択し、〔五線〕メニューから〔五線の特性〕を選択します。ダイアログボックスに五線の番号が表示されます。)デフォルトの音部記号であるト音記号以外の音部記号を指定したい場合は、〔音部記号〕の横にある〔選択〕ボタンをクリックして選択してください。調号または拍子記号を設定する場合は、〔調号〕または〔拍子記号〕ボタンをクリックしてください。小節線のアイコンをクリックして小節線を変更することもできます。
- オシア小節の表示倍率を指定します。〔表示サイズ〕ボックスに数値を入力してください。一般的には(通常の五線の)50%から80%にします。仮の五線に入力されている項目のうち、オシア小節に表示させたくないものがある場合、〔表示する項目〕で該当する項目の選択を解除してください。オシア小節とそのハンドルとの位置関係などを調整したい場合は、〔上マージン〕または〔左マージン〕などのオプションで指定することができます。詳しくはオシア小節の設計ダイアログボックスをご参照ください。
- 〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。〔ページ付随オシアの位置〕または〔小節付随オシアの位置〕ダイアログボックスが表示されます。必要に応じてオシア小節の表示位置を数値で指定します。ページ付随オシアの場合は、オシア小節の小節線から小節線までの幅を指定することもできます。
- 〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。楽譜上に戻り、オシア小節が配置されます。オシア小節のハンドルをドラッグすることによって、好きな位置に移動させることができます。〔スクロール表示〕の場合は、オシア小節を割り付けた小節をクリックするとハンドルが表示され、ドラッグで配置することができます。