クォンタイズに関連するいくつかのダイアログボックスに〔クォンタイズ設定〕ボタンがあります。このボタンをクリックして〔クォンタイズ設定〕ダイアログボックスを開き、〔詳細設定〕をクリックします。
メニューからダイアログボックスを開くには
〔MIDI/オーディオ〕メニューから〔クォンタイズ設定〕を選択して〔クォンタイズ設定〕ダイアログボックスを表示し、〔詳細設定〕をクリックします。
〔クォンタイズ詳細設定〕ダイアログボックスでは、さらに詳細なMIDI入力時のオプションを設定することができます。
キー・ベロシティは、それぞれの鍵盤がどのくらい強く弾かれたかを記録したMIDI情報です。つまり、プレイバック時の音の強弱に関する情報です。音価は、音の演奏が開始される地点と終了する地点の時間情報です。スイング、突っ込み気味の演奏、アルペジオ記号などの、ビートからの少しのリズム上のずれ、つまり音楽的な“フィーリング”となる要素です。これら両方のオプションを選択した場合、楽譜のプレイバックは、実際の演奏に非常に近くなるはずです(ただし、ファイルサイズは多少大きくなります)。
Tip: 〔強弱記号の自動作成〕プラグインを使用することによって、キー・ベロシティから楽譜上に強弱記号を自動的に付けることができます。
内声を必要とする箇所が存在していても、このオプションが選択されていない場合は2つの声部に分けて表記されることはありませんこれは、意図しないところに余計なボイスを作成してしまう(例えば、レガートのメロディを弾いたつもりなのに2つの声部に分けて採譜された、など)のを妨ぐためです。採譜においてこのオプションの設定は、譜面をきれいに保つのに大変効果的です。〔MIDI/Audio〕メニューの〔採譜の再実行〕オプションを使用すると、ボイス1とボイス2を希望する設定で配置し直すことができます。
〔単純拍子で付点休符を使用〕オプションを選択すると、2/4、4/4、2/2拍子など、単純拍子が使われている楽譜上のすべての部分に、この設定が適用されます。〔複合拍子で付点休符を使用〕オプションを選択すると、6/8、9/8、5/8拍子など、混合拍子が使われている楽譜上のすべての部分に、この設定が適用されます。その場合、1.5拍分の休符は4分休符と8分休符ではなく付点4分休符として表示します。
楽譜のコピーとペーストをおこなう際、小節線の引き直しを実行することで、目的の範囲に設定が適用されます(小節線の引き直しをご参照ください)。例えば、〔複合拍子で付点休符を使用〕オプションを選択している時、4分休符または8分休符のコピーペーストを実行すると、それらは付点4分休符として統合されます。
〔認識レベル〕はEDU(4分音符が1024 EDUに相当します)によって計算されます。値を変更するには、新しい数字をテキストボックスに入力するか
通常は、デフォルト値(16分音符)のままであまり問題はありません。しかし、リアルタイム入力を使用して小さな連符(5連符など)を採譜する場合に、なかなか思い通りに採譜されないときや、装飾音符がたくさん登場するフレーズを録音しているとき、より小さな音価を選択した上で再び採譜してみてください。
参照:
Finale User Manual Home
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