譜めくりアシスタント プラグイン
【このプラグインを使用するには】
〔プラグイン〕メニューの〔作曲・編曲関連〕から〔譜めくりアシスタント〕を選択します。
【機能について】
このプラグインは、ファイル内の小節と改ページを調整して、曲を演奏している最中に譜めくりが生じないようにします。複数の楽器パートから成る楽譜で使用すると便利なプラグインです。
- 譜めくりに必要な時間:理想・最低限・小節・秒 〔理想〕と〔最低限〕の各ボックスに、譜めくりに必要な小節数または秒数を入力します。
- 算出時間の上限_秒 譜めくりの算出で許容される最長の算出時間を入力します。
- 対象とする組段の範囲:ページの下から_段分・次ページの上から_段分 各ページのどの組段を対象に譜めくり位置を探すのかを指定します。
- 組段内のいずれかの五線に休符があれば可とする このチェックボックスは、1段の中に休符があれば譜めくりができることを示します。この機能は鍵盤楽器の楽譜で使うと特に便利です。鍵盤楽器の場合、片手で弾きながらもう一方の手で譜面をめくることができるからです。
- 80%未満のサイズの音符はガイドと見なす このチェックボックスは、楽譜に表示された音符のサイズが80%未満の場合に、ガイド音符として扱うことを示します。〔ガイド音符の追加〕プラグインまたは〔ガイド作成アシスタント〕プラグインで作成するガイド音符は、デフォルトで75%に縮小されます。
- 改ページする小節を指定 小節番号を入力することにより(カンマで区切って入力)、改ページできる箇所を指定します。このプラグインを実行しても理想の譜めくり位置を発見できない場合、小節番号の指定を求めるメッセージが表示されることがあります。ここであらかじめ小節番号を指定することにより、より的確にめくり位置を設定できます。
- めくりの前・めくりの後・めくりの両側 休符を置く位置を指定します。〔めくりの前〕は、改ページの前(ページの末尾)に休符を置きます。〔めくりの後〕は、改ページの後(次ページの先頭)に休符を置きます。〔めくりの両側〕は、改ページの前と後に休符を半分ずつ置きます。
- 開始ページ:左・右 譜面の1ページ目が左ページの場合は〔左〕を選択し、右ページの場合は〔右〕を選択してください。〔ページ番号の設定〕の下でページ番号を設定すると、ページ番号を設定することができます(タイトルページに対応するなど)。
- 例外処理を適用 このボックスをチェックすると、指定した設定で適切な譜めくり位置が見つからない場合に、この欄で定義されている左右ページの指定の例外処理が適用されます。
- 開始ページではめくらない 〔開始ページ〕に〔右〕を選択した際に有効なオプションです。この項目を選択すると、1ページ目と2ページ目の間に譜めくりポイントを設けません。
- ページ番号の設定 このボックスをチェックすると、左右ページの設定に従ってページ番号の割り振りが更新されます。
- 開始ページ番号:左_・右_ 1ページ目が左ページか右ページかによって1ページ目のページ番号を指定します。デフォルトでは、1ページ目が左ページの場合は「2」、右ページの場合は「1」が設定されています。
- 左右のページマージンを反映させる 左右のページマージンが異なり、かつ、このプラグインで左右のページを交換する場合、このボックスをチェックすると左右のページマージンも交換されます。
- 空白ページの挿入を許可する ベストの譜めくり位置を設けるため空白ページの追加が必要とされる場合に、空白ページの追加を許可します。
- テキストの追加・フォント指定 追加された各空白ページの中央にテキストブロックの形で文字列を表示するには、〔テキストの追加〕をクリックして、表示したい文字列を入力します。〔フォント指定〕をクリックして〔フォント〕ダイアログボックスを開き、フォント名、スタイル、サイズを指定することもできます。フォントダイアログボックスをご参照ください。
- 1ページ当たりの組段が_個以上の時に組段を均等に配置 ページ中の組段がここで指定した本数以上である場合、組段を均等間隔で配置します。
- 譜めくりの指示・フォント指定・次ページに休符がない場合はつねに表示 急な譜めくりを指示する語句を表示するには、〔譜めくりの指示〕にチェックを付けてから、文字列を入力します。〔フォント指定〕をクリックして〔フォント〕ダイアログボックスを開き、フォント名、スタイル、サイズを指定することもできます。フォントダイアログボックスをご参照ください。次ページの先頭に休符がないときに必ずこの注意書きを表示させるには、〔次ページに休符がない場合はつねに表示〕をチェックしてください。注:〔譜めくりに必要な時間〕欄で指定した理想の譜めくり時間より3秒以上時間が短い場合は、ここでの設定に関係なく、指定された注意書きが自動的に追加されます。
- 演奏開始までの小節数・フォント指定・つねに表示 譜めくりの時間があることを演奏者に知らせる表示を追加するには、〔演奏開始までの小節数〕にチェックを入れて、文字列を入力します。#記号を入力すると、次の演奏開始までの休止小節数に変換されます。〔つねに表示〕にチェックを付ければ、次ページの先頭に休符がない場合につねにこの表示が配置されます。〔フォント指定〕をクリックして〔フォント〕ダイアログボックスを開き、フォント名、スタイル、サイズを指定することもできます。フォントダイアログボックスをご参照ください。
- OK・キャンセル・初期設定に戻す 〔初期設定に戻す〕をクリックすると初期設定に戻ります。〔OK〕をクリックすると、設定に基づいて譜面が処理され、譜めくりを改善したレイアウトが作成されます。〔キャンセル〕をクリックすると、変更を加えずにダイアログボックスを閉じます。