変形図形パレット
【このパレットを表示するには】
〔変形図形〕ツールをクリックします。パレットが表示されない場合は、〔ウィンドウ〕メニューから〔変形図形パレット〕を選択します。
【機能について】
このパレットは任意の場所に動かすことができ、任意の大きさに拡大縮小、変形が可能です。このパレット上にはスラー、クレッシェンド、括弧、点線、実線や、その他の変形図形のアイコンが表示されます。
小節に付随する変形図形は、基本的にカーソルが五線の第3線に対して上か下のどちらにあるかによって、自動的に向きが調整されます(もちろん、任意の方向を指定することもできます)。
- [クローズ・ボックス] この白い四角形をダブルクリックしてパレットを隠します。(ウィンドウメニューから変形図形パレットを選択し、チェックマークを消しても同様にパレットを隠すことができます。)
- [タイトルバー] パレットの左側または上部にある帯部分をドラッグしてパレットを移動します。
- [サイズ変更フレーム] この縁の部分は、他のウィンドウズプログラムのサイズ変更フレームのような働きをします。サイズ変更フレームをドラッグしてパレットの大きさを変更し、表示されるアイコンを減らしたり、パレットの形を変えたりします。このフレームは、パレットが移動可能な上の図のような形のときにのみ、サイズ変更ができます。
- スラーツール・点線カーブツール これらのツールを選択すると、スラーもしくは点線スラーのいずれかを作成することができます。
- デクレッシェンドツール・クレッシェンドツール これらのツールを選択すると、ページレイアウトに応じて移動、改行できるクレッシェンドとデクレッシェンドを作成することができます。
- トリルツール(テキストと波線)・トリルツール(波線のみ) いずれかのツールをクリックし、トリルの始点の小節にカーソルを合わせます。マウスをダブルクリックし、そのままマウスボタンを放さずにトリルが任意の長さになるまで右へドラッグします。
- 8vaツール・15maツール いずれかのツールをクリックします。五線の上をダブルクリックしてそのままドラッグすると、1オクターブ上の(8va)もしくは、2オクターブ上の(15ma)記号が書き込めます。五線の下をダブルクリックしてそのままドラッグすると、1オクターブ下の(8vb)、もしくは2オクターブ下の(15mb)の記号となります。〔変形図形〕メニューから〔変形図形オプション〕を選択すると、記号のフォントやサイズの設定を変更したり(例えば五線の下であっても8vaや15maを使いたい場合)、使用したい記号や数字を選ぶことができます。
- 両閉括弧ツール・点線両閉括弧ツール・括弧ツール・点線括弧ツール・直線ツール・点線ツール これらのいずれかのツールをクリックして、任意の場所をダブルクリックしてそのままドラッグするとそれぞれの図形を作成できます。括弧を五線の下で作成すると括弧の端が上を向きます。括弧が五線の上で作成すると括弧の端が下を向きます。点線両閉括弧ツールか点線括弧ツールのいずれかを選んでいる場合、括弧の横線部分が点線になります。
- グリッサンドツール このツールをクリックして、任意の場所をダブルクリックしてそのままドラッグすると、斜めのグリッサンドを作成できます。または、任意の音符をダブルクリックすると、その音符と次の音符をつなぐグリッサンドが作成されます。〔変形図形オプション〕ダイアログボックスで、グリッサンドの形と使用する文字を編集することができます。詳しくは変形図形オプションダイアログボックスをご参照ください。
- ギターベンドツール このツールをクリックして、任意の音符あるいはタブ譜の数字をダブルクリックしてそのままドラッグすると、ギターベンドの記号を作成することができます。詳しくはギターベンド・オプションダイアログボックスとベンド記号をご参照ください。
- ベンドツール このツールをクリックして、最初の音符をダブルクリックしてそのままドラッグすると、音符間にベンドが作成されます。または、任意の音符をダブルクリックすると、その音符と次の音符をつなぐベンドが作成されます(実際にはスラーの一種として扱われます)。
- タブスライドツール このツールをクリックして、最初の音符をクリックしてそのままドラッグすると、音符間にスライドが作成されます。または、任意の音符をダブルクリックすると、その音符と次の音符をつなぐスライドが作成されます。
- 特殊ラインツール
Ctrl+クリックでこのツールを選択すると、ユーザーが定義する変形図形を作成、または編集することができます。詳しくは変形線形の選択ダイアログボックス、変形線形のスタイルダイアログボックスをご参照ください。
参照:
スラー