スウィングの割合ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
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〔ウィンドウ〕メニューから〔上級者用ツール・パレット〕を選択します。〔テンポ〕ツールをクリックします。
- 次に小節をクリックし、表示される〔テンポ調整〕ダイアログボックスの〔スウィング指定〕ボタンをクリックします。
【機能について】
入力された音符をスウィング・フィールで演奏させることができます。ただし、〔プレイバック設定〕ダイアログボックスにも同じ機能があり、そちらの方が直接的で簡単なので、実際にはこのダイアログボックスを利用することは少ないかもしれません。
このダイアログボックスではプレイバックに適用するスウィングの割合を設定します。
- パーセント ここに表示される数値は、スウィングの「はねる」割合です。数値200でちょうど3連符のスウィングとなり、200よりも大きい値にすると裏拍の音符がさらに遅れて「はね方」がきつくなります。〔テンポ〕ツールによるスウィング効果はその仕組み上、曲自体のテンポに影響を及ぼします。曲の中に3連符が存在している場合、このダイアログボックスの設定の結果不具合が生じることもあります。これらのことからスウィングの作成には、簡便で全体的なテンポに影響もなく、3連符も正しく演奏される〔MIDI〕ツールを利用することをお勧めします。
Note: 実際には〔テンポ〕ツールは表と裏の対になる音符の内、最初の音符を演奏するテンポを遅くすることでスウィング効果を生じさせています。〔パーセント〕ボックスの数値は、どれ位テンポを遅くするかを逆数によって表しています。したがって数値が200%の場合、テンポは半分になります。300%の時にテンポは1/3になります(裏拍の音符はつねに元のテンポで演奏されます。しかしながら表拍が遅いテンポで演奏されるため、結果的に裏拍が遅れて聞こえるようになります)。この数値を高くすると、8分音符のスウィングは付点8分音符と16分音符のはね方に近くなります。
- 音価 スウィング効果を適用する音符の種類を、その音価のEDUによって表示します(4分音符は1024 EDUに相当します)。例えば8分音符をスウィングさせるためには、この数値を「512」に設定します(このオプションは、16分音符や4分音符などどんな音符でもスウィングさせることを可能にします)。音価を計算する代わりに、クリックで指定することもできます。〔音価〕ボタンをクリックして、パレットの中から音符のアイコンをダブルクリックすると、テキストボックスには対応するEDUの数値が自動的に入力されます。
- OK・キャンセル 〔OK〕をクリッするとスウィングの設定内容が確定され、〔テンポ調整〕ダイアログボックスに戻ります。ここでは必要な設定が自動的に入力されています。〔キャンセル〕をクリックするとスウィングの設定は無効となりますが、この場合も〔テンポ調整〕ダイアログボックスに戻ります。
参照:
MIDIツール
テンポツール