タイの形を全体的に調整するには

1. 〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔タイ〕を選択します。タイに関するオプションが表示されます。
2. 〔タイの形〕ボタンをクリックして〔タイの形〕ダイアログボックスを表示させます。
3. 調整したいタイのスタイルの設定を〔スタイル〕ドロップダウンメニューから選択します。〔短め〕、〔普通〕、〔長め〕、または〔段頭〕（組段改行後のタイ）から選択します。2つ以上のスタイルの設定をする場合、〔OK〕をクリックして変更を確定する前に、別のスタイルを選択します。それぞれの設定を変更するには、（現在選択中の計測単位で）数値をそれぞれのテキストボックスに入力してください。それぞれの長さのタイに対して別々の高さと水平位置を設定することができます。
4. 選択されたタイの弧の左側と右側の高さを変更するには、（現在選択中の計測単位で）数値を左側の高さと右側の高さのテキストボックスにそれぞれ入力します。大きい数値は弧の高さを増やし、小さい数値は減らします。

   〔弧の高さ〕は、実際にはコントロール・ポイントの高さのことを表し、Finaleが弧のカーブを計測するのに使用します。弧の実際の高さは、ここで入力された数値より少し低く描かれます。

5. 〔湾曲方式〕を選択します。〔パーセント〕をクリックすると、湾曲度をタイの長さに対する割合として設定します。あるいは〔固定〕をクリックすると、すべてのタイの長さに関係なくその湾曲度の割合を固定するように設定します。この機能は旧バージョンとの互換性のために用意されています。
6. それぞれの長さのタイの両端の形状を設定します。左と右の〔湾曲度〕の設定を使用してタイの両端の形の設定をし、“丸まった”または“鈎形”の外観を与えることができます。〔湾曲方式〕を〔パーセント〕として選択した場合、左側と右側の〔湾曲度〕テキストボックスに入力された数値が、それぞれのタイの長さに対する割合になります。割合を高くするとタイの両端をより平らにし、割合を低くするとタイの両端をより鈎形にします。〔湾曲方式〕を〔固定〕として選択した場合は、（現在選択中の計測単位で）数値をそれぞれのタイの〔湾曲固定〕テキストボックスに入力してください。数値を高くするとタイの両端をより平らにし、数値を低くするとタイの両端をより鈎形にします。
7. 配置されたタイが、それぞれの長さのタイの中間の長さだった場合、その高さをどのように確定するかを指定します。〔短めと長めの間は中間値で精密に計算する〕をクリックすると、Finaleに均整のとれた高さを確定された長さと高さの設定に応じて自動的に計算させることができます。〔短めと長めの間は中間値で統一する〕をクリックすると、タイの長さが指定された長さの場合につねに〔普通〕の高さの設定が適用されます。
8. すべてのタイの左側の弧の太さを設定します。数値を〔タイの太さ〕の〔左〕のテキストボックスに入力します。数値が大きい程、弧が太くなります。
9. すべてのタイの右側の弧の太さを設定します。数値を〔タイの太さ〕の〔右〕のテキストボックスに入力します。数値が大きい程、弧が太くなります。
10. 五線の線との衝突を避けるために、〔五線との衝突を避ける〕チェックボックスを選択します。デフォルトの8 EVPUを変更したい場合、違う数字を入力してください。12 EVPUでタイが五線の線の間のちょうど真中に配置されます。このテキストボックスで設定可能な範囲は2〜12 EVPUです。
11. 〔OK〕をクリックすると新しい設定を保存して〔ファイル別オプション－タイ〕ダイアログボックスに戻ります。再び〔OK〕をクリックして楽譜上に戻ります。〔キャンセル〕をクリックすると何の変更もせず〔タイ設定〕ダイアログボックスに戻ります。

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