連符(ステップ入力)
(「連符」とは、3連符や5連符、7連符などといった、変則的な音価を持つ音の集まりのことを指します。)単純な連符であれば、〔ステップ入力〕ツールで手軽に入力できますが、2連符や7連符など一般的でない連符を入力する場合は、〔ステップ入力連符定義〕ダイアログボックスを使用してください。入れ子状の連符、音価比率で定義した連符など、さらに複雑な連符については、連符ツールをご参照ください。
ステップ入力時の〔連符〕ツールでは、連符の数字の囲み括弧について、いくつかの規則があります。例えば、8分音符など連桁で連結された連符については、囲み括弧は表示されません。この設定を変更するには、〔連符〕ツールで〔括弧の自動判別〕オプションを無効にしてください。詳しくは連符定義ダイアログボックスをご参照ください。囲み括弧の位置や形を変更したい場合は、連符を調整、移動、解除するにはをご参照ください。
- 〔ステップ入力〕ツールをクリックします。〔ステップ入力〕パレットが表示されます。
- 入力したい音符の音価を表すアイコンをクリックします。必要であれば臨時記号のツールも選択しておいてください。
- 〔ステップ入力〕パレットの、〔連符〕ツールをクリックします。
- 五線をクリックします。クリックした箇所に音符が入力され、連符の残りの拍の部分に休符が表示されます。デフォルトでは、最初に入力された音符の音価の3連符が作成されます。連符の残りの拍を入力するだけの拍の空きがない場合、あるいは、既存の連符の中でクリックした場合、選択された音価の音符が入力されます。
- カーソルを使って音符か休符を入力してから9キー(またはテンキーの9キー)を押します。連符の最初の音符が入力され、連符の残りの拍の部分に休符が表示されます。次の2つの音符を入力すると、休符が音符に置き換わります。
- 〔ステップ入力〕パレットの〔ステップ入力〕ツールをクリックします。
- その連符の最初の音符をクリックします。連符は解除され、中の音符はそれぞれ本来の音価に戻ります。ただし、もしそれによりその小節の拍がはみ出してしまう場合は、何も起こりません。まず不要な音符を削除してから連符定義を解除してください。
デフォルトでは、最初に入力された音符の音価の3連符が作成されます。例えば、4分音符と8分音符の3連符(シャッフルの3連符)のような変則的な連符を入力する場合は、下記の方法でおこなってください。
- 〔ステップ入力〕パレットの〔ステップ入力〕ツールをクリックします。
- 連符の最初の音符をShift+クリックします。〔ステップ入力連符定義〕ダイアログボックスが表示されます。
- 連符のリズムの配合を特定します。「通常の割り当てスペースに、どれだけの音価の音符をいくつ入れるか」をテキストボックスに音符の個数を入力して指定してください。音価は、ドロップダウンメニューから選択します。
例えば、一般的な4分音符の2連符の場合、「4分音符2つを、8分音符3つ分に入れる」と設定します。
- 〔OK〕をクリックします。クリックした音符が連符に変わります。他に音符がない場合は、連符の残りの拍の部分には休符が表示されます。
- カーソルを使って音符を入力してから、Ctrlキーを押しながら9キー(またはテンキーの9キー)を押すと、〔ステップ入力連符定義〕ダイアログボックスが表示されます。上記の説明に従って連符を定義して〔OK〕をクリックします。設定した連符が表示されます。
ステップ入力で音符を入力するには、五線上でマウスをクリックする方法と、コンピュータのキーボードを使って入力する方法のほかに、MIDIキーボードを使う方法があります。外部MIDIデバイスを使って入力する場合は、〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスでMIDI入力デバイスを適切に設定してください。
- 〔ステップ入力〕ツールをクリックします。譜面上にステップ入力カーソルが表示されます。ステップ入力カーソルが表示されない場合は、〔ステップ入力〕メニューから〔ステップ入力オプション〕を選び、〔ステップ入力カーソルを使用〕にチェックを付けて〔OK〕をクリックします。次に、〔ステップ入力〕パレットで音価を選択します。
- 〔ステップ入力〕メニューの〔MIDIキーボードを使用〕にチェックが付いているか確認します(付いていなければ〔MIDIキーボードを使用〕を選択してください)。
- 音符を入力する位置でステップ入力カーソルをアクティブにします。左右の矢印キーを押すと、カーソルが左右に移動します。Ctrlキーを押しながら上下の矢印キーを押すと、カーソルが五線間を上下に移動します。
- 音価を選択するには、〔ステップ入力〕パレットで音価ツールのどれかをクリックするか、対応するテンキーの数字(1〜8)を押します。ノートパソコンをお使いの場合は、Shift+Ctrl+Altキー(Windows)Command+Option+Shiftキー(Mac)を押しながら通常のキーボードの1〜8を押すことで、テンキーの代用になります。音価の選択時に連符ツールやタイツールなどをクリックして、これから入力する音符の他の属性を指定することできます。
- MIDIキーボードなどのMIDI入力デバイスで単音や和音を弾きます。五線上に音符が表示され、ステップ入力カーソルが右に移動します。
音符を入力したら、修飾キー(Shift、Ctrlなど)を使ったショートカットキーで入力内容を変更できます。また、〔ステップ入力〕メニューから〔ステップ入力編集コマンド〕を選択すると、使用できるコマンドの一覧が表示されます。