クリック音とカウントオフダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

〔クリック音とカウントオフ〕ダイアログボックスを表示する方法は3通りあります。

  • 〔MIDI/オーディオ〕メニューから〔クリック音とカウントオフ〕を選択します。
  • 〔ウィンドウ〕メニューから〔プレイバック・コントローラー〕を選択します。〔プレイバック設定〕ボタンをクリックし、表示されるダイアログボックスで〔クリック音とカウントオフ〕をクリックします。
  • リアルタイム入力ツールを選択します。〔リアルタイム入力〕メニューの〔拍の設定〕サブメニューから〔プレイバックとクリック音〕を選択します。表示されるダイアログボックスで〔クリック音とカウントオフ〕をクリックします。

【機能について】

〔クリック音とカウントオフ〕ダイアログボックスでは、リアルタイム入力リアルタイムのMIDI演奏を採譜する、Finaleの特許取得済み音符入力方法です。演奏時にテンポを変えても、単一五線または2つの五線に採譜されます。でのレコーディングや、プレイバック・コントローラーを使用したプレイバックでのカウントオフ小節、メトロノームのクリック音などを設定します。レコーディングを開始する際のカウントオフに必要な小節数を設定し、メトロノームのクリックをいつ鳴らすのか、どのサウンドをクリック音にするのかを設定します。〔メトロノーム音〕のオプションでは、強拍のクリック音のベロシティを上げたり、弱拍に異なるサウンドを割り当てたりすることにより、それらの区別を明確にすることが可能となっています。なお、〔リアルタイム入力〕メニューの〔拍の設定〕で〔タップ〕が選択されている場合は、これらの設定は無視されます。

  • カウントオフ:常時・録音時のみ・再生中のみ・なし ドロップダウン メニューから、どんな時にカウントオフするかを選択します。〔常時〕を選択すると、リアルタイム入力でのレコーディングや、プレイバック・コントローラーを使用したプレイバックを始める前に、あらかじめ設定しておいた小節数分のカウントオフがおこなわれます。〔録音時のみ〕を選択すると、リアルタイム入力でのレコーディング時にのみ、カウントオフがおこなわれます。〔再生中のみ〕を選択すると、プレイバック・コントローラーを使用したプレイバック時にのみカウントオフがおこなわれ、〔なし〕を選択するとカウントオフはおこなわれません。これらの設定はプログラムの環境設定とともに保存されます。
  • __小節 リアルタイム入力でのレコーディングや、プレイバック・コントローラーを使用したプレイバックを始める前に、何小節カウントオフをおこなうかを入力します。カウントオフが必要のない場合には「0」を、1小節カウントさせたい場合は「1」を、2小節の場合は「2」というように、カウントオフに必要な小節数を入力してください。
  • カウントオフの小節を演奏する間は、つねにメトロノームのクリック音が鳴ります。

  • クリック音:常時・録音時のみ・再生中のみ・なし ドロップダウン メニューから、どんな時にメトロノームのクリック音を鳴らすのかを指定します。〔常時〕を選択すると、リアルタイム入力でのレコーディングや、プレイバック・コントローラーを使用したプレイバックがおこなわれる際にメトロノームのクリック音を鳴らすことができます。〔録音時のみ〕を選択すると、リアルタイム入力でのレコーディング時にのみクリック音が鳴ります。〔再生中のみ〕を選択すると、プレイバック・コントローラーを使用したプレイバック時にのみクリック音が鳴り、〔なし〕を選択するとレコーディング時にもプレイバック時にも、クリック音は鳴らなくなります。
  • 音源:内蔵音・MIDIノート・MIDIデータ メトロノームのクリック音として使用するMIDI信号の種類を、ドロップダウン メニューから選んで設定します。〔内蔵音〕はFinale内蔵のクリック音です。プレイバックデバイスや各ファイルのリバーブ設定とかかわりなく、同じメトロノーム音が使われます。〔MIDIノート〕を選択した場合は、メトロノーム音として特定のMIDIサウンドを下のパラメータ欄で指定できます。MIDIノート以外の方法でメトロノームのクリック音を指定する場合は、〔MIDIデータ〕を選択します。
  • メトロノーム音:強拍・弱拍:チャンネル・音符・ベロシティ・音価(拍の%):実際に弾く 〔音源〕の選択内容によって、設定項目の名前やテキストボックスの数が変わります。共通の項目は〔強拍〕と〔弱拍〕のベロシティ設定です。〔MIDIノート〕を選択すると、〔チャンネル〕、〔音符〕、〔ベロシティ〕、〔音価〕が表示されます。〔MIDIデータ〕を選択すると、〔チャンネル〕、〔ステータス〕、〔データ1〕、〔データ2〕、〔音価〕が表示されます。〔強拍〕または〔弱拍〕の列の〔実際に弾く〕ボタンをクリックして、メトロノームに使用するMIDI信号を入力すると、自動的にこれらのテキストボックスに値を入力することができます。音価以外の値はすべて自動的に入力されますが、もちろん手動でこれらの情報を入力することもできます。

    〔音源〕ドロップダウン メニューで〔MIDIノート〕を選択し、MIDIノートの情報を手動で入力する場合は、MIDIチャンネル番号、MIDIノート番号をそれぞれ対応するテキストボックスに入力します。〔ベロシティ〕テキストボックスに、最小値0から最大値127までの数値を入力し、音の強さを設定します。メトロノームのクリック音の長さを変更するには、〔音価〕テキストボックスの数値を変更します。音の長さは1拍に対する比率(パーセンテージ)で入力します。例えば、4分音符が1拍で、クリック音をその半分、すなわち8分音符分の長さにしたい場合、「50」(50%)を〔音価〕テキストボックスに入力します。〔音源〕ドロップダウン メニューから〔MIDIデータ〕を選択して手動で情報を入力する場合は、〔チャンネル〕にクリック音のMIDIチャンネル番号、〔ステータス〕にMIDIステータス、〔データ1〕、〔データ2〕にデータのバイト数を入力します。ご使用のMIDI機器に付属するマニュアルで、用途に沿った必要な数値を確認してください。

  • OK・キャンセル 〔キャンセル〕をクリックすると、変更を無効にしてダイアログボックスを閉じます。〔OK〕をクリックすると、設定内容が確定します。

関連トピック:

リアルタイム入力でのレコーディング

プレイバック・コントローラー

リアルタイム入力ツール

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