パート譜の書き出し
パート譜の作成で楽器が2小節以上にわたって休止する場合、休符を長休符にまとめる、つまり上図のようにブロック化します。ブロック型の休符は、調や拍子記号の変わり目、反復小節線や文字反復記号、"本当の"全休符(空の小節に表示されるデフォルトの全休符ではなく、実際に入力された全休符)などで自動的に分割されます。
- フルスコアのファイルを保存します。
- 〔ファイル〕メニューから〔パート譜作成〕を選択します。〔パート譜作成〕ダイアログボックスが表示されます。現在開いているファイルからパート譜を作成する準備をおこないます。
- 〔作成するパート〕/〔作成するグループ〕リストボックスのパート名/グループ名を、Shift+クリックまたは
Ctrl+Shift+クリックで反転表示して、抜き出したいパートおよびグループを指定します。Shiftキーを押しながらクリックするとその段またはグループを追加で選択します。Ctrl+Shiftキーを押しながらクリックすると選択範囲を追加できます。
- ファイルの保存場所を選択します。例えば「Parts」というフォルダを作り、そのフォルダへ作成された個別ファイルを保存すると管理しやすいでしょう。
- 〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。設定に従ってパート譜の内容が別ファイルに書き出されます。設定に従って、各パート譜がそれぞれ独立したPrintMusicファイルとして作成されます。楽譜の長さによってはかなりの時間を要します。また保存に必要なハードディスクの空き容量を確保しておいてください。
それぞれのパートを保存すると、自動的にそれらのファイルがウィンドウのタイトルバーが積み重なるようにして開かれます。最前面に表示するパート譜を切り替えるには、〔ウィンドウ〕メニューから目的のファイルを選択します。詳しくはウィンドウメニューをご参照ください。
詳しくは長休符を分割するにはをご参照ください。
PrintMusicはパート譜を自動的に抽出できるだけでなく、レイアウトの調整や合成、印刷もできます。
- フルスコアを上記のようにパート譜ごとに抽出します。もしそれぞれのドキュメントを不自然なページ送りなどを修正するために精査したい場合は、今おこなってください。
- PrintMusicを終了します。デスクトップに戻ります。
- エクスプローラでファイルを選択します。パート譜がすべて印刷できるだけの十分な用紙がプリンターにあるがご確認ください。
- 〔ファイル〕メニューから〔印刷〕を選択するか、ファイルを右クリックして〔印刷〕を選択します。PrintMusicは一時的に開き、ファイルの印刷後、自動的に閉じられます。