強弱記号の整列プラグイン
【このプラグインを使用するには】
- 〔選択〕ツールで範囲を選択します。
- 〔プラグイン〕メニューの〔TGツール〕から〔強弱記号の整列〕を選択します。
【機能について】
この〔強弱記号の整列〕プラグインを使用すると、選択範囲内のすべての松葉形クレッシェンドやfのような発想記号などの演奏の強弱に関する様々な記号類を、簡単に整列させることができます。また、それらの記号の五線への衝突も自動的に回避されます。五線の下側にある記号類は決して五線の上に来ることはなく、逆もまた同じです。このような自動衝突回避機能のため、最終的な記号類の位置は、ダイアログボックスで指定したものとは若干異なる場合があります。
- 整列:一番近いものに揃える・一番遠いものに揃える・平均化する・距離を指定 〔五線に一番近いものに揃える〕を選択すると、選択された範囲内で五線に一番近いところにある記号の位置に、他の記号類がそろいます。〔一番遠いものに揃える〕を選択すると、選択された範囲内で五線から一番遠いところにある記号の位置に他の記号類がそろいます。〔平均化する〕を選択すると、選択範囲内のすべての記号類がそれらの平均的な五線からの位置にそろえられます。〔距離を指定〕を選択すると、五線の一番下の線から〔垂直距離〕のテキストボックスに入力された距離だけ離れた位置に、記号類がそろえられます。〔距離を指定〕以外のオプションが選択されている場合、〔垂直距離〕のボックスに入力された数値は、それぞれのオプションで割り出された距離に加算されます。〔垂直距離〕が「0」以外の数値になっている場合は、〔適用〕ボタンを繰り返しクリックすることにより、そろえられた記号類をクリックの度に設定された距離だけ移動させることもできます。
- 文字発想記号・クレッシェンド/デクレッシェンド・図形発想記号 cresc.や強弱記号を位置調整したい場合は、〔文字発想記号〕を選択してください。変形図形で作成されたクレッシェンドやデクレッシェンドを位置調整したい場合は、〔クレッシェンド/デクレッシェンド〕を選択してください。ただし、これらのクレッシェンドやデクレッシェンドを位置調整の対象にした場合、角度も水平に固定されます。〔発想記号〕ツールで作成されたクレッシェンドやデクレッシェンドを調整したい場合は、〔図形発想記号〕を選択してください。
- 垂直距離__ そろえられた記号類をどれくらい垂直方向に移動させるかを数値で指定します。数値に適用される単位は、〔Finale 2014〕>〔環境設定〕メニューの〔計測単位〕で選択されているものが適用されます。負の値を入力すると下に、正の値を入力すると上に移動します。この数値は五線の一番下の線を基準にしていますので、五線の上側に配置された記号類には、200 EVPUや3cmなどの大きな値を入力する必要があります。もし入力された数値により記号類が五線に衝突したり、五線の反対側へ移動してしまう場合には、自動的に衝突が回避されますので、ここで指定した通りの距離にはならない場合があります。〔距離を指定〕が選択されている場合は、記号類は五線の一番下の線から入力された距離の分だけ離れた位置に配置されます。
- 適用・閉じる 〔実行〕をクリックすると現在のコマンドが適用されますが、ダイアログボックスは次のコマンドを実行できるよう開いたままです。〔閉じる〕をクリックすると、変更せずにダイアログボックスを閉じます。