変形図形オプション ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
- 〔変形図形〕ツールをクリックします。〔変形図形〕メニューが表示されます。
- 〔変形図形〕メニューから〔変形図形オプション〕を選択します。
【機能について】
このダイアログボックスを使うと、例えばすべてのクレッシェンドの開いている側の幅を狭めたい時などに、クレッシェンド/デクレッシェンドの〔開いている側の幅〕の初期設定値を決めることができます。これにより、今後作成される変形図形は、設定した内容に従って正しく表示されます(もちろん作成後に調整を加えることも可能です)。
フォントで表した記号や文字を使用している変形図形に、別の文字や記号を選択することもできます。フォントや記号はオクターブ上げ(8va)、オクターブ下げ(8vb)、2オクターブ上げ(15ma)、2オクターブ下げ(15mb)、トリル(tr)、トリル波線(~)、グリッサンドと特殊ラインに使用できます。クレッシェンドまたはデクレッシェンドの線幅の微調整や、括弧や両閉括弧などのカギの長さの微調整をおこなうことができます。
注:この〔変形図形オプション〕ダイアログボックスでの設定は、手動で調整されたものを除いて、すべての変形図形に適用されます。また、このダイアログボックスの〔水平に固定〕のオプションは、クレッシェンド/デクレッシェンドに対してのみ有効です。
- 記号:1オクターブ上(8va)・1オクターブ下(8vb)・2オクターブ上(15ma)・2オクターブ下(15mb)・トリルテキスト(tr)・トリル図形(波線):選択:フォント指定 〔記号〕ポップアップニューから変更したい変形図形の記号を選びます。〔選択〕をクリックして記号を表示させます。〔キャラクタの選択〕ダイアログボックスで新しい記号を選択し、〔選択〕をクリックして〔変形図形オプション〕ダイアログボックスに戻ります。これにより、以後〔変形図形〕ツールで作成する図形には、ここで選択した新しい記号が使われるようになります。〔フォント指定〕をクリックし〔フォント〕ダイアログボックスを表示させると、現在選択されているものと別のフォントを選ぶことができます。
Note: 〔トリル表示(波線)〕の設定は波線と“tr”マークの両方を変更します。
- オクターブ記号をテキストとして表示 Kousakuフォントのオクターブ記号ではなく数字の8または15を使う場合にこのオプションを使用します。これが選択されていると、オクターブ上(8va)とオクターブ下(8vb)には8が、2オクターブ上(15ma)、2オクターブ下(15mb)には15が表示されます。それぞれの記号に使用されるフォントは、記号ごとに個別に設定されていますので、Kousaku以外のフォントを使用する場合にはそれぞれの記号のフォント設定を変更してください。
- 変形線形:グリッサンド・タブスライド・特殊ライン・ギターベンド:[ラインスタイル番号]・選択 このポップアップメニューを使用してグリッサンド、タブスライド、特殊ライン、ギターベンドに使用する図形のスタイルを選びます。選択したラインのスタイルはポップアップメニューの隣のラインスタイル番号テキストボックスに表示されます。スタイルの選択を変更する場合や編集する場合は〔選択〕をクリックすると〔変形線形の選択〕ダイアログボックスが表示されます。変形線形の選択ダイアログボックスをご参照ください。
- 線幅 このテキストボックスの数値で、〔直線〕ツールや〔括弧〕ツールなどで作成される、変形図形の直線の線幅を設定することができます。特殊ラインの線幅はそれぞれの図形で個別に設定します。この設定は点線の設定と同様、ファイル内のすべての変形図形に適用されるので、既に作成した変形図形も新しい設定に伴って変更されることになります(特殊ラインを除く)。
- 点線の長さ・点線の間隔 このテキストボックスで点線を設定します。〔点線の長さ〕は、〔変形図形〕ツールのいずれかで作成された点線の、1つ1つの点の長さを決定し、〔点線の間隔〕は点の間の空間を決定します。特殊ラインの点線についてはそれぞれの図形で個別に設定します。
- カギの長さ 数値を入力して、括弧の直線と、1オクターブまたは2オクターブ上げ下げ記号の直線のカギの部分の長さを決定します。数値を大きくするとカギが伸び、小さい数値を入れるとカギが縮みます。特殊ラインのカギについては、それぞれの図形で個別に設定します。
- クレッシェンド/デクレッシェンド:開いている側の幅 このテキストボックスで、新しいクレッシェンドとデクレッシェンドの開いている側の幅の数値を現在の計測単位を使用して入力します。
- クレッシェンド/デクレッシェンド:線幅 クレッシェンドとデクレッシェンドの線幅を変更します。数値が大きくなると線が太くなり、数値が小さくなると線は細くなります。
Note: この設定はクレッシェンドとデクレッシェンドの線幅にだけ適用されます。楽譜上のその他の変形図形の線幅の設定はこのダイアログボックスの〔線幅〕の設定を使用し、特殊ラインについては〔変形線形のスタイル〕ダイアログボックスを使用してください。
- クレッシェンド/デクレッシェンド:水平に固定 今後新たに作成されるクレッシェンド/デクレッシェンドを水平に描きたい場合は、このボックスにチェックを入れてください。クレッシェンド/デクレッシェンドに角度を持たせたい場合は、チェックを外してください。コンテクストメニューを使用して、クレッシェンドや他の変形図形の〔水平に固定〕オプションのオン/オフを個別に切り替えることもできます。
- OK・キャンセル 変形図形の設定に加えた変更を確定するには〔OK〕をクリックし、変更しない場合は〔キャンセル〕をクリックしてください。楽譜上に戻ります。
参照:
変形図形ツール
スラー