Finale Version 25.5 for Macの新機能
下のボタンをクリックし、指示に従いお進み頂くことでMac版Finale Version 25.5アップデータをダウンロードの上、インストールして頂けます。
リリース・ハイライト
- 角の丸み 〔囲み図形作成〕ダイアログボックスと〔標準フレーム〕ダイアログボックスに〔角を丸くする〕チェックボックスと〔角の半径〕フィールドが追加されました。発想記号、文字反復記号、(テキストツールで作成した)文字、および小節番号を囲む図形の角を丸くすることができます。
- 調号の打ち消し 〔ファイル別オプション-調号〕ダイアログボックスに〔♯系と♭系間での転調時にも表示〕チェックボックスが追加されました。このチェックボックスを選択しない場合、BbからG、FからDのようにシャープ系とフラット系の間で転調するとき、打ち消しのナチュラルは表示されません。
- Audio Unitsインストゥルメントのプリセット 〔Audio Unitsバンク/エフェクト〕ダイアログボックスでAudio Unitインストゥルメントを選択するとき、〔Audio Unit Viewer〕ダイアログボックスの〔Preset〕ポップアップメニューを使ってプリセットを選択できるようになりました。
- Clearキー機能 非拡張キーボードを使用する際、Fn+Shift+DeleteでClearキーの機能を利用できるようになりました。この機能を使って下記の位置設定をリセットできます。
- グループ名と五線名
- 括弧
- 連符
- スラー
- 小節番号
- 発想記号
- アーティキュレーション
- 反復記号括弧
- MusicXML 3.1対応 MusicMXL 3.0がMusicXML 3.1にアップデートされました。Finaleファイルをフォルダ単位でMusicXML 3.1に一括変換すると、「.musicxml」という新しい拡張子が付きます。このほか、下記の点がMusicXML 3.1のエクスポート/インポートで改良されました。
- 矢印記号に対応しました。
- 丸付き符頭に対応しました。
- n, pf, sfzpなどの強弱記号に対応しました。
- 非表示の加線に対応しました。
- 辺の数が5以上の囲み図形に対応しました。
- Maestroテキストと記号が混在した発想記号、テキストブロックに対応しました。
- 括弧付きの臨時記号に対応しました。
- アーティキュレーションに使われる想定外のMaestro記号に対応しました。
- Finaleの2つのデフォルトパーカッション音部記号(四角と縦線)の区別がなされました。
- W3C Music Notation Community Groupの公開した最終バージョンに合わせて、MusicXML 3.1のサポート内容を更新しました。
- 〔MusicXML初期設定〕ダイアログボックスに〔サブフォルダ内のファイルも含める〕オプションを追加しました。MusicXMLの一括変換フォルダを指定するとき、下位フォルダにあるファイルも変換対象に含めることができます。
- ファイルに複数の楽章やセクションが含まれ、小節番号が振り直しされている場合でも、小節番号文字がエクスポートされるようになりました。
- バズロールと不定音価トレモロに対応しました。
- ドゥイット、フォールオフ、スクープ、プロップの線の長さに対応しました。
- Finaleに付属のフォントを使って文字と音楽記号を混在させたFinaleの発想記号に対応しました。
- Finaleに付属のフォントで作成されたFinaleアーティキュレーションの想定外の記号を、他のアプリケーションと交換可能な形でエクスポートできるようになりました。
- MusicXMLファイルに想定外の記号がある場合でも、その記号のフォントがFinaleに付属のフォントに含まれていれば、Finaleのアーティキュレーションとしてインポートできるようになりました。
- 装飾ガイド音符に対応しました。
- 画像の高さ属性と幅属性に対応しました。
- MaestroTimesフォントで作成されたメトロノーム記号からリズム変化矢印をエクスポートできるようになりました。
- ブラスベンド、フリップ、ゴルペ、ハーフミュート、ハーマンミュート、ハイドン、転回縦ターン、オープン、スミア、ソフトアクセント、五線分割要素に対応しました。
- ソステヌートおよび省略ペダル記号に対応しました。
- ビーター絵文字:ドラムスティック、ゴングのスライドブラシ、スーパーボールに対応しました。
- ビーター絵文字:グロッケンシュピール、ゴム、ハンマー、スーパーボール、ワウンドスティックに対応しました。
- エフェクト絵文字:ロータスフルート、メガホンに対応しました。
- ガラス楽器絵文字:グラスハーモニカ、グラスハープに対応しました。
- 膜鳴楽器絵文字:チャイニーズトムトム、インドアメリカントムトム、ジャパニーズトムトムに対応しました。
- 金属楽器絵文字:アゴゴ、ベルツリー、コンセロ、チェーンラットル、ジョーハープ、ジングルベル、ミュージックソー、シェルベル、ビーター付きタムタムに対応しました。
- 有音程打楽器絵文字:チェレスタ、リソフォン、スチールドラム、チューバフォンに対応しました。
- 木製楽器絵文字:バンブースクレーパー、柄付きカスタネット、フットボールラットル、キハーダ、レインスティック、レコレコ、むちに対応しました。
- ハンドベルのベルツリー記号に対応しました。
- Garritan Instruments for Finale Garritan Instruments for Finaleのインストーラが新しくなり、より高速で確実にインストールされるようになりました。
修正点
- オーディオ設定ダイアログボックス 〔オーディオ設定〕ダイアログボックス内の文字が正しく表示されるように修正しました。
- ライセンス認証ウィザード ライセンス認証ウィザード内の文字が正しく表示されるように修正しました。
- Finaleのライセンス認証ダイアログボックス 〔Finaleのライセンス認証〕ダイアログボックス内の文字が正しく表示されるように修正しました。
- ファイル別オプション-歌詞 ダイアログボックス 〔ファイル別オプション-歌詞ダイアログボックス〕内のボタン位置を調整しました。
- 小節のはめ込みダイアログボックス 〔小節のはめ込み〕ダイアログボックスの〔小節目から〕テキストボックスの予期せぬ動作を解消しました。
- フルスクリーン MacOS High Sierraのフルスクリーンモードで終了するときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- Garritan Ambience警告 MacOS High Sierraにおいて、ファイルのGarritan Ambience検出をバイパスする警告でOKをクリックするとFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- Garritan Instruments for Finale MacOS High SierraにFinaleをインストールする際、Garritan Instruments for FinaleインストーラのSamlpe Manager部分でのユーザーの介入を不要にしました。
- リアルタイム入力とMIDIツール MacOS High Sierraにおいて、リアルタイム入力またはMIDIツールがオンになっている状態でFinaleを起動するかファイルを開いたときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- 旧バージョンのファイル Finale 2011以前で作成されたファイルを現バージョンに直接インポートするとき、日本語文字が壊れる問題を解消しました。
- 歌詞ウィンドウ MacOS High Sierraにおいて、歌詞ウィンドウが開いた状態でファイルを開こうとしたときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- MIDI MacOS High Serraにおいて、MIDIファイルをトラックファイル(.trk)として保存するとき、不正な五線を含むファイルが生成されることがなくなりました。
- MusicXML
- MusicXML一括エクスポート時のメモリリークをなくしました。
- リンクしたパート譜をMusicXMLにエクスポートする際にFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- 小節番号範囲を持たないファイルをエクスポートするとき、小節番号が表示されないように正しくエクスポートできるようになりました。
- 強いアクセント(マルカート)記号が指す方向を、より正確にエクスポートできるようになりました。
- 追加のコードサフィックスを(文字でなく)コード記号としてエクスポートできるようになりました。
- コード変化記号に"no", "omit", "add"という語の付いたコード記号をより正確にエクスポートできるようになりました。
- 非表示の連符を正確にエクスポートできるようになりました。
- 認められていない不正な符頭処理命令のエクスポートは禁止されるようになりました。
- プレイバック MacOS High Sierraにおいて、プレイバック中にFinaleを終了したときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- プラグイン 〔プラグイン〕>〔作曲・編曲関連〕から〔垂直方向の衝突の回避〕を選択したときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- ReWire サードパーティ製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)との連携でクラッシュする問題に対処するため、最新のFinale ReWire DeviceバンドルがFinaleインストーラに追加されました。
- スコア・マネージャー MacOS High Sierraにおいて、スコア・マネージャーが開いた状態で終了するときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- シリアル番号表示 ダイアログボックスにシリアル番号文字が正しく表示されるようになりました。
- Audio Unitsプリセット Audio Unit Viewerの〔Presets〕ポップアップメニューから、ユーザーが作成したAudio Unit Presets(.aupresetファイル)にアクセスできるようになりました。
- バッファ・サイズ 〔オーディオ設定〕ダイアログボックスで〔バッファ・サイズ〕を「32」に設定したときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- クリック音とカウントオフ ダイアログボックス ファイルがない状態で〔クリック音とカウントオフ〕ダイアログボックスを開いても、Finaleがクラッシュすることがなくなりました。
- ファイル別オプションダイアログボックス
- 各ファイルのセッション間で、〔ファイル別オプション-反復記号〕ダイアログボックスの〔括弧および文字反復記号の表示方法の初期設定〕が維持されるようになりました。
- 〔ファイル別オプション-五線〕と〔ファイル別オプション-連符〕の各ダイアログボックスでの文字の切り捨てを修正しました。
- セットアップ・ウィザード-曲の設定 〔セットアップ・ウィザード-曲の設定〕ダイアログボックスで、調(実音)を設定するための矢印を追加しました。
- ショートカットキー
- ステップ入力時にCommand+Option+Shift+テンキーまたはCommand+Option+Shift+AでFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- 10.11と10.12のどちらのOSでも、ステップ入力用と高速ステップ入力用のショートカットキーが同一の動作をするように修正しました。
- 定義済みのステップ入力用ショートカットキーCommand+テンキーが正しく動作するようになりました。
- 「今日の豆知識」をクリックすると起動パネルが閉じてしまう問題を解消しました。
- 「今日の豆知識」の矢印ボタンが正しく動作するようになりました。
- すでに作成し開いているファイルと同タイプのデフォルトファイル、テンプレート、楽譜書式を開こうとしたときにFinaleがクラッシュする問題を解消しました。
- リンク先グラフィック、オーディオファイル、パーカッションMIDIマップファイル名に特殊文字が使われている場合でも、問題なくファイルを開けるようになりました。
- コーナートンボ、センタートンボの付いたページを1枚に4ページ印刷するとき、各ページでトンボが左右に位置揃えされ、縦方向には中心揃えされるようになりました。
- 1枚に複数ページ印刷する場合、適用する倍率にかかわらず中心揃えして出力されます。
- ライブラリを保存ダイアログボックス 〔ライブラリを保存〕ダイアログボックス内の文字列の切り捨てを修正しました。
- セットアップ・ウィザード 特定の状況下でセットアップ・ウィザードに起因してFinaleがクラッシュする問題を解消しました。