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Finale 2011のユーザーインタフェース変更項目

歌詞シラブルのハンドル

Finale 2010以前ではシラブルは一度に1拍しか表示されませんでしたが、Finale 2012ではすべてのシラブルが同時に表示可能になりました。さらに、割り付け先を示すインジケータが表示され、一段と編集しやすくなりました。歌詞をご参照ください。

歌詞のスペーシング

歌詞を割り付けた音符に対して、特別な設定なしに以下のような高度なスペーシング処理がおこなわれるようになりました。

新しくなった文字メニュー(歌詞ツール選択時)(スペースとハイフンの入力機能を追加)

〔歌詞〕メニューが新しくなりました。歌詞ツールを選択すると〔歌詞〕メニューと〔歌詞〕ウィンドウが表示され、楽譜上または〔歌詞〕ウィンドウですぐに歌詞の編集を開始できます。〔歌詞〕ウィンドウのメニューを使ってスペースとハイフンを挿入できます。文字メニュー(歌詞ツール選択時)をご参照ください。

音引き線

歌詞の入力に合わせて自動で音引き線が表示されます。〔音引き線〕ダイアログボックスの項目名「以降に歌詞がなくても自動的に音引き線を引く」が「アンダースコア「_」をタイプしたときのみ使用」に変わりましたが、機能に変わりはありません。

新しい表示カラー

Finaleのデフォルトの表示カラーが変更になりました。プログラム・オプション-カラー表示をご参照ください。

五線および五線グループの数を縮小

編集時のハンドルを必要最小限に減らすことによって、五線、組段、五線グループを編集するときに明瞭に識別でき、操作しやすくなりました。

「組段の最適化」という手法を「空の五線を隠す」という機能に変更

Finale 2012で採用しているページ最適化の方法は、今までのやり方と比べて次のような利点があります。

Finale 2012より前のバージョンで作成されたFinaleファイルをFinale 2011で開くとき、最適化処理により隠れている音符が見つかると、〔隠された音符の処理〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスを使って、隠された音符を表示するかどうかを選択できます。〔隠されたままにする〕を選択した場合は、対象小節に自動的に楽譜スタイルが適用され、「強制的に隠す」処理がおこなわれます。〔プログラム・オプション-開く〕ダイアログボックスにも、隠された音符のコンバートに関する設定項目があります。

五線グループとグループ括弧

五線グループを小節範囲に割り当てできるようになりました。Finale 2010で組段の最適化が実行され、その組段に手動で作成した括弧が付いている場合、このファイルをFinale 2012で開くと、それぞれの括弧が個別に定義されます。Finale 2012で個々の組段ごとに括弧を設定する方法については、組段ごとに括弧を変更するにはをご参照ください。

特定の領域でグループ化を解除するには、小節範囲を選択して、〔五線〕>〔グループ〕>〔グループ化解除〕を選択します。五線 / グループ / グループ化解除をご参照ください。

〔グループ属性の再編集〕プラグインは削除されました。

「空の五線を隠す」という新機能の導入にともない、このプラグインは不要になりました。五線メニューおよびグループ属性ダイアログボックスをご参照ください。

フォルダ構成の変更

1台のコンピュータを複数のユーザーが使用する環境に対応し、かつアクセス権の問題を避けるため、Finale 2012では、アプリケーション固有のファイルがインストール先ドライブの様々な場所に保存されるようになっています。Finaleの各種フォルダ/ファイルの保存場所一覧については、Finaleインストール先フォルダの詳細をご参照ください。プログラム・オプション-フォルダもあわせてご覧ください。

〔五線の特性〕ダイアログボックスと〔五線の間隔変更〕ダイアログボックス

〔五線の特性〕ダイアログボックスでスクロール表示時の五線位置を確認する作業が不要になりました。Finale 2011では、(ページ表示の場合)五線と直上の五線の間の距離が楽譜に表示されます。スクロール表示時には、すべての組段について、五線と直上の五線の間の距離が表示されます(ページ表示とスクロール表示の間で五線間距離の設定は連動しません)。また、Finale 2011では、プラスの値で五線間距離を指定するようになりました(マイナス値を入力しても、自動的にプラスの値に変換されます)。〔五線の間隔変更〕ダイアログボックスでは、(楽譜全体だけでなく)選択した組段に対して設定を適用できます。このダイアログボックスを使って、スクロール表示時の五線間隔をページ表示の五線間隔に適用するように設定することもできます。

〔五線の並び替え〕と〔五線の自動並び替え〕

〔五線〕メニューの〔五線の自動並び替え〕は削除されました。Finale 2011では、五線の並び替えはすべて自動でおこないます。五線のドラッグにより順序がばらばらになる心配はありません。五線を並べ替えるには、スコア・マネージャーを使います。五線の並び順を変えるにはをご参照ください。

新しいFinale AlphaNotesフォントに対応するための変更

スコア譜またはパート譜の特定のピッチにAlphaNotesの符頭キャラクタを割り当てることができます(ファイル別オプション-音符/休符および特殊な符頭ダイアログボックスをご参照ください)。〔音名で指定〕 ドロップダウンリスト から音名を選択し、その音名に割り当てる符頭キャラクタを選択します。Finale AlphaNotesフォントをご参照ください。

メニュー項目の変更・追加

Finale 2010とFinale 2012のメニュー項目対応表をご参照ください。

Finale 2011aのユーザーインタフェース変更項目

プログラム・オプションにファイルメンテナンス関連の項目が追加 

〔プログラム・オプション-開く〕ダイアログボックスにチェックボックスが2つ追加されました。〔つねに削除した項目の完全破棄をおこなう〕と〔作業内容を表示する〕です。〔削除した項目の完全破棄をおこなう〕は初期状態で選択されているので、設定を変更しない限り、旧バージョンで作成したFinaleファイルを開くときにファイルメンテナンスが自動で実行されます。プログラム・オプション-開くをご参照ください。

Broadway Copyist Text拡張キャラクターセットに新しい文字を追加

Broadway Copyist Text拡張キャラクターセットにØ、Æ、OE、¡、¿などの文字が追加されました。Broadway Copyist Text拡張キャラクターセットをご参照ください。

Finale 2010とFinale 2012のメニュー項目対応表

Finale 2010以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示しますFinale 2011で新設されたコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。Finale 2012で追加、変更されたメニュー項目については、Finale 2011とFinale 2012のメニュー項目対応表をご参照ください。

Finale 2010メニューコマンド名 Finale 2011メニュー Finale 2012メニュー Finale 2012メニューコマンド名
歌詞編集ウィンドウ 歌詞 変更なし * 歌詞ウィンドウ
グループ属性の再編集  プラグイン / 作曲・編曲関連 - -
- - * 文字(歌詞ツール) * フォント
- - * 文字(歌詞ツール) * サイズ
- - * 文字(歌詞ツール) * スタイル
- - * 文字(歌詞ツール) * キャラクタ設定
- - * 文字(歌詞ツール) * シラブルにスペースを挿入
- - * 文字(歌詞ツール) * シラブルにハイフンを挿入
- - * 文字(歌詞ツール) * キャラクタの挿入
- - 発想記号 * 発想記号を上の五線にコピー
- - 発想記号 * 発想記号を下の五線にコピー
- - 発想記号 * 発想記号を最上段までコピー
- - 発想記号 * 発想記号を最下段までコピー
- - * グループ(サブメニュー)  
グループ化して括弧追加 五線  変更なし グループ / グループ化
グループ属性の編集 五線  変更なし グループ / 属性の編集
グループ化解除 五線  変更なし グループ / グループ化解除
- - 五線  * 五線の並び替え
- - 五線  * ドラッグ時に距離を表示
- - ユーティリティ * カポ・コードの追加/削除
- - ユーティリティ * 選択小節を前の組段へ移動
- - ユーティリティ * 選択小節を後の組段へ移動

 

 

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