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Finale 2012b/cのユーザーインタフェース変更項目

〔ファイル〕メニューの再構成 

いくつかのコマンドが〔インポート〕、〔エクスポート〕の各サブメニューにまとめられたほか、いくつか新しいコマンドが追加されました。ファイルメニューをご参照ください。

未定義の印刷されない挿入テキストはグレー表示 

未定義の挿入テキスト(セットアップ・ウィザードが完了した後に現れるページヘッダーなど)は、画面にグレーで表示され、印刷されないことを表します。また、〔テキスト〕ツールを使って楽譜上で直接、挿入テキストを編集できます。文字 / 挿入をご参照ください。

楽譜スタイルが五線の移調に対応 

楽譜スタイルで移調を設定する機能が復活しました(楽譜途中の楽器変更を作成する代わりの方法として、楽譜スタイルを使用できます)。楽譜スタイルダイアログボックスをご参照ください。

Finale 2012aのユーザーインタフェース変更項目

楽器の種類の選択

オーケストラ、ジャズ、管弦楽などの種類に応じて楽器のジャンルと楽器名をまとめて表示できるようになりました。セットアップ・ウィザードスコア・マネージャーをご参照ください。

スコア・マネージャーのサイズ変更

〔スコア・マネージャー〕ウィンドウのサイズが変更可能になりました。スコア・マネージャーをご参照ください。

オーディオ設定ダイアログボックス

ASIOオーディオドライバで使用する入出力チャンネルが選択可能になりました。オーディオ設定ダイアログボックスをご参照ください。

Finale 2012のユーザーインタフェース変更項目

メニュー項目の変更・追加

メニューの変更は次のとおりです。Finale 2011との比較一覧は、Finale 2011とFinale 2012のメニュー項目対応表をご参照ください。

ファイルメニュー

MIDI/Audioメニュー

五線メニュー

〔五線追加〕〔五線追加(セットアップウィザード使用)〕〔五線を削除〕〔五線を削除して再配置〕〔五線の並び替え〕など、以前のコマンドの多くがスコア・マネージャーで処理するようになりました。

ユーティリティメニュー

表示メニュー

〔表示する項目〕サブメニューから〔PostScriptイメージ〕が削除されました。

ウィンドウメニュー

ダイアログボックスの変更・追加

フォント ダイアログボックス

設定項目が再編成され、プレビューウィンドウが新しくなりました。〔スクリプト〕ドロップダウンメニューは削除されました。フォントダイアログボックスをご参照ください。

楽器リスト

従来の楽器リストはスコア・マネージャーに変わりました。

MIDIセットアップ ダイアログボックス

〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックス〔入力デバイスの自動検出〕チェックボックスが追加されました。

ミキサー

チャンネルコントロールがなくなりました。チャンネルの設定はスコア・マネージャーでおこないます。

プレイバック・オプション ダイアログボックス

以前の楽器リストで設定していたチェックボックス〔演奏前にパッチ情報を送る〕〔プレイバック時にMIDIデバイスにパッチ情報を送る〕に変わり、〔プレイバック・オプション〕ダイアログボックスに移動しました。プレイバック・オプション ダイアログボックスをご参照ください。

セットアップ・ウィザード

組段の均等配置ダイアログボックス

〔組段の占拠率が__%以上の時に均等配置を実行〕の初期値が25%から60%に変わりました。

五線の属性ダイアログボックス

Finale 2012で楽器の枠組みが変わり、以前は五線属性で扱っていた五線名、移調、音部記号などは楽器の一部として設定するようになりました。五線名、移調、音部記号などの五線属性はスコア・マネージャーに移動しました。

〔五線属性〕ダイアログボックスからスコア・マネージャーに移動した項目は次のとおりです。

〔記譜スタイル〕 ドロップダウンメニューはスコア・マネージャーに移動し、選択項目の〔特殊な符頭〕は削除されました。代わりに〔五線の属性〕ダイアログボックス〔特殊な符頭〕チェックボックスと〔設定〕が追加されました。

楽譜スタイルダイアログボックス

新しい〔楽譜スタイル〕ダイアログボックスは、〔五線の属性〕ダイアログボックスの設定項目のほかに、〔正式五線名〕、〔省略五線名〕などを加えた内容になっています。楽譜スタイルダイアログボックスをご参照ください。

タブ譜の設定ダイアログボックス

〔タブ譜の設定〕ダイアログボックスは、〔フレット番号〕欄の〔フォント指定〕ボタンがなくなりました。タブ譜に表示するフレット番号のフォントは、〔ファイル別オプション-フォント〕ダイアログボックス〔楽譜関係〕ドロップダウンメニューで設定します。個別の五線ごとにフレット番号のフォントを指定するには、〔五線の属性〕ダイアログボックス〔独立した設定〕欄の〔符頭フォント〕を使います。

楽器

楽器の枠組みが新しくなり、楽譜で使われている楽器の各種属性(五線属性、プレイバック音の割り当て、楽譜途中の楽器変更など)を1ヶ所で設定できるようになりました。楽器を追加、削除、変更すると、同族楽器のグループ括弧が自動で更新されます。楽器をご参照ください。

以前と違って、Finaleのインストールファイルに「Instruments.txt」は存在しません。Finale内部のデフォルトの楽器定義は変更できません。Finaleファイルで作成した楽器パートの目に見える要素はスコア・マネージャーで変更できます。

パーカッション譜とタブ譜の符頭

Finale 2011までは、記譜スタイルのタブ譜とパーカッションは〔五線の属性〕ダイアログボックスの〔独立した設定〕欄の〔符頭フォント〕で設定していました。タブ譜については〔ファイル別オプション-フォント〕ダイアログボックスでフォントを変更することも可能でしたが、動的な変更でないため、フォント変更前のタブ譜には変更が反映されませんでした。Finale 2012では、パーカッション譜とタブ譜で使用するフォントは〔ファイル別オプション-フォント〕ダイアログボックスの〔楽譜関係〕ドロップダウンメニューの〔タブ譜〕と〔パーカッション符頭〕で設定します。この設定は動的に適用されます。すなわち、フォント変更の前に作成したパーカッション譜/タブ譜も新しいフォントに更新されます。個々の五線ごとに符頭フォントを指定するには、〔五線の属性〕ダイアログボックス〔独立した設定〕欄にある〔符頭フォント〕を使います。

外部MIDI音源

General MIDIに対応していない音源の音色を楽器に割り当てるには、スコア・マネージャーを開き、〔音色〕欄の矢印をクリックして〔パッチの編集〕を選択します。各パートの最初の音色を設定するにはをご参照ください。(Finale 2011以前の定義に該当するMIDI「楽器」(instrument)とその音源ライブラリは、Finale 2012にはありません。)

楽譜スタイル

移調、符頭スタイル、五線の線数など、楽器の変更/持ち替えに関する楽譜スタイルは削除されました。この機能は〔ユーティリティ〕メニューに移動しました(〔ユーティリティ〕メニューの〔楽器の部分変更〕)。(楽譜の途中で楽器を変更するにはを参照)。

楽譜スタイル関連の変更は次のとおりです。

Finale 2011とFinale 2012のメニュー項目対応表

Finale 2011以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。新設のコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。

Finale 2011メニューコマンド名 Finale 2011メニュー名 Finale 2012メニュー名 Finale 2012メニューコマンド名
ファイル情報 ファイル 変更なし (スコア・マネージャーの〔ファイル情報〕タブを参照)
ワークシートを開く ファイル 変更なし ワークシート/サンプルを開く
- - ユーティリティ *楽器の部分変更
VSTインストゥルメントのセットアップ MIDI/Audio / 楽器のセットアップ MIDI/Audio VSTバンク/エフェクト
- - MIDI/Audio *サウンド・マップの優先順位
- - MIDI/Audio *プレイバックサウンドの再割り当て
- 楽器のセットアップ(サブメニュー) - -
楽器リスト MIDI/Audio / 楽器のセットアップ ウィンドウ スコア・マネージャー
楽器リスト ウィンドウ 変更なし スコア・マネージャー
五線追加 五線 - - (スコア・マネージャーを参照)
五線追加(セットアップ・ウィザード使用) 五線 - - (スコア・マネージャーを参照)
五線を削除 五線 - - (スコア・マネージャーを参照)
五線を削除して再配置 五線 - - (スコア・マネージャーを参照)
五線の並び替え 五線 - - (スコア・マネージャーを参照)
- - ユーティリティ / その他のユーティリティ *グループとグループ括弧をリセット

 

 

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