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無調

無調の楽譜では調号を使用しません。代わりに、それぞれの音符が必要に応じて臨時記号を表示します。

Finaleでは、楽曲をC Major(ハ長調)に設定することで簡単に無調の楽譜を作成することができます。ハ長調の全音階以外の音符にはすべて臨時記号がつきます。ただし、トランペットなど移調楽器を使用している際に問題が生じます。Finaleは自動的にトランペットのパートを無調ではなく、D Major(ニ長調)に設定してしまいます。

この問題を解決するには、これらの移調楽器のパートに対して、Finaleの“自動パート移調機能”を無効にし、次の方法を使用してください。

基本的な考え方としては、音符を実音で入力しておいて、印刷する直前に調号を修正して移調するという作業になります。

無調の移調楽器パートを作成するには

  1. 実音で五線に音符を入力します。このケースでは、〔五線〕ツールの移調楽器設定は利用しません。
  2. 〔選択〕ツールimage\Selection_Tool.gifをクリックし、その五線の左側をクリックします。五線全体が選択されます。
  3. 〔ユーティリティ〕メニューから〔移調〕を選択します。〔移調〕ダイアログボックスが表示されます。
  4. 音符を移調するのに必要な音程数を指定します。例えば、トランペットのパートを作成している場合、長2度上に移調するように指定します。
  5. 〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。

 

 

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