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タブ譜を作成するには

  1. (ギター用に移調した)通常表記の五線に、通常の方法でパートを入力します。セットアップ・ウィザードを使用すると、移調ギターパートを適切に作成することができます(1オクターブ上に移調)。通常の五線譜の下にすでにタブ譜が表示されている場合は、このステップを飛ばしてください。
  2. 〔五線〕ツールimage\Staff_Tool.gifをクリックし、〔五線〕メニューから〔五線追加(セットアップウィザード使用)〕を選択します。ここでは、あらかじめ定義されているタブ譜を追加します。
  3. 左の欄で〔フレット楽器〕を選択します。
  4. 真ん中の欄で目的のタブ譜をダブルクリックすると、右の欄に追加されます。タブ譜は、楽器名の後ろに[TAB] という文字が入っています。
  5. 〔完了〕をクリックします。五線の下にタブ譜が表示されます。
  6. 〔選択〕ツールimage\Selection_Tool.gifをクリックして、通常の五線のすべての小節を選択します。選択方法については楽譜の選択をご参照ください。
  7. 選択された箇所をクリックして、そのままタブ譜の五線までドラッグして重ねます。〔使用フレットの下限〕ダイアログボックスが表示されます。ただしここではそのままの設定にしておきます。
  8. 〔OK〕をクリックします。記譜用パートに記譜されていた音符は、タブ譜上でそれぞれの音符に呼応する数字として表示されます。曲の一部分だけをこのようにしてタブ譜に変換したい場合は、そのままコピーしたい箇所だけを選択して、ドラッグしてタブ譜パートに重ねてください。また、逆にタブ譜上の数字譜を〔選択〕ツールでドラッグコピーして記譜用パートに重ねることもできます。その場合、それぞれの数字が、呼応するピッチの音符として表記されます。

タブ譜の表記法を日本仕様に変更するには

日本で一般的なタブ譜の記譜法は、欧米のものとは若干異なります。例えば、日本式では符尾や連桁、休符などの記譜要素をタブ譜側にもすべて表記します。Finaleでセットアップ・ウィザードや上記の方法を使用して作成されたタブ譜は、基本的にアメリカ仕様になりますが、下記の手順をふんでいただくことにより日本式の表記法に変更することができます。

  1. セットアップ・ウィザードあるいは前述の方法でタブ譜パートを作成します。
  2. 〔五線〕ツールをクリックし、仕様を変更したいタブ譜パートのハンドルをダブルクリックしてください。〔五線の属性〕ダイアログボックスが表示されます。
  3. 〔記譜スタイル〕の右にある〔選択〕ボタンをクリックします。〔タブ譜の設定〕ダイアログボックスが表示されます。〔OK〕をクリックします。
  4. 〔フレット番号〕欄の〔垂直位置調整〕メニューから〔EVPU〕を選択し、テキストボックスに“-12”と入力します。
  5. 〔フレット番号〕欄の〔フォント指定〕ボタンをクリックし、タブ譜の数字として任意のフォントを選択し、サイズを“9ポイント”に設定します。
  6. 〔五線の属性の設定をタブ譜用にリセットする〕がチェックされている場合はチェックを外します。テンキーを使ってフレット番号を入力します。
  7. 〔OK〕をクリックします。〔五線の属性〕ダイアログボックスに戻ります。
  8. 〔五線の種類〕から〔その他〕を選択します。〔特殊な五線の設定〕ダイアログボックスが表示されます。
  9. 〔設定〕欄の〔計測単位〕を〔スペース〕に変更し、〔五線の間隔〕に“1”と入力します。
  10. 〔OK〕をクリックします。ふたたび〔五線の属性〕ダイアログボックスに戻ります。
  11. 〔符尾の設定〕ボタンをクリックします。〔符尾の設定〕ダイアログボックスが表示されます。
  12. 〔符尾の向き〕で〔デフォルトの向き〕を選択し、〔連桁を表示〕にチェックを入れます。
  13. 〔符頭との接続位置を調整する〕のボックスにチェックが入っていることを確認し、〔符頭からの距離〕を選択し、〔計測単位〕から〔EVPU〕を選択して、〔上向き符尾〕に“14”、〔下向き符尾〕に“-14”を入力します。
  14. 〔連桁との接続位置を調整する〕にチェックが入っている場合はそれを外します。
  15. 〔OK〕をクリックしてください。〔五線の属性〕ダイアログボックスに戻ります。
  16. 〔表示する項目〕欄で、〔付点〕、〔休符〕、〔符尾〕などにチェックを入れます。その他の項目については任意に設定してください。
  17. 〔OK〕をクリックしてください。必要に応じて〔サイズ〕ツールを使用して五線のサイズを拡大してください。一般的にはタブ譜のパートは通常の五線より120〜140%程度拡大して表記する場合が多いようです。

 

 

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