合唱曲を取り扱うにあたっての特定の決まりごとはありませんが、いくつかのヒントがあります。
まず、合唱曲用(テンプレートフォルダ内)か独自に作成したものか、どちらかのテンプレート(フォーマット済みの空のファイル)から作業を開始してください。この作業をおこなうことにより、同一フォーマットを使用した新規ファイルを作成する場合に、様々なオプションを再設定する手間を省くことができます。
合唱曲を効率よく迅速に入力するには、〔ステップ入力〕ツール、〔高速ステップ入力〕ツール、〔リアルタイム入力〕ツールのいずれか(ステップ入力ツール、高速ステップ入力ツール、リアルタイム入力でのレコーディングの各項を参照)を使用して、SATB(ソプラノ・アルト・テナー・ベース)のような4声を、ひとつのパートとして作成する方法があります。その後に、Finaleの〔和音の分散〕機能を使用して、4和音をそれぞれ独立したパートへと分解してください。詳しくは、和音の分散をご参照ください。
聖歌隊がホモフォニーの1セクションを歌うとき(全員で同じ歌詞を同じリズムで歌うとき)の譜面を作成するには、〔歌詞〕メニューの〔歌詞のコピー〕機能を使用して、歌詞コピーをおこなってください。このようにすれば、たとえ歌詞を変更する必要がでてきたとしても、(〔歌詞〕ウインドウで)一括してその変更を実行することができるようになります。
ファイル内の、音引き線を持ったシラブルの設定変更については、ファイル別オプション-歌詞をご参照ください。
テナーの音は、しばしば、実際に演奏される音よりも1オクターブ上げて表記されます。実音表記するには〔五線の属性〕ダイアログボックスを使用するか(移調楽器をご参照ください)、または、ト音記号の1オクターブ上げの音部記号(音部記号をご参照ください)を使用してください。
大譜表にまとめて表記したいときには〔大譜表に集約〕プラグインを使用してください。大譜表に集約プラグインをご参照ください。
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