Coda
D.S. al Coda もご参照ください。
Codaは演奏順序を表す音楽記号の1つです。演奏者がCodaへジャンプするための指示は “to ” のように表示され、Coda自体は通常、“ Coda” のように表示されます。
このような文字記号は、楽譜を印刷するだけの目的(プレイバック機能なし)で簡単に作成できますが、数ステップの操作を加えることにより、Coda記号にプレイバック機能を持たせることができます。プレイバック時に演奏がTo Coda記号にさしかかると、 記号が表示されている小節に飛ぶように指示できます。
Note: コーダ切れを作成するには、コーダ切れの作成プラグイン をご参照ください。
〔反復記号〕ツール をクリックします。記号を表示したい小節をダブルクリックします。〔反復記号の選択〕ダイアログボックス が表示されます。文字反復記号のライブラリが読み込まれていれば(またはそのファイルがデフォルトファイルを使用して作成されていれば)、リストの中に 記号が用意されています。
この記号がない場合は、〔作成〕 をクリックします。〔文字反復記号の作成〕ダイアログボックスが表示されます。キーボードの入力モードを欧文モード(US配列、直接入力など)にして、Alt キーを押しながらテンキーで「0222」 とタイプします。〔フォント指定〕 をクリックし、フォントをKousakuの24ポイントにセットします。Enter キーを2回押します。
既存または作成済みの 記号をダブルクリックします。〔文字反復記号の機能設定〕ダイアログボックスが開きます。プレイバック機能が必要ないときは、ここで〔OK〕 をクリックすると、作業は完了です。 記号の文字反復記号ID番号を控えておきます。IDはダイアログボックスの先頭に、「文字反復記号ID:1」(または、このCoda記号に設定された何らかの値)というように表示されます。この番号を覚えておいてください。
〔何もしない〕 をクリックします。これにより、この文字反復記号を受け取り型として定義しました。この記号は、差し出し型の文字反復記号(この例では、To Coda)からジャンプする際の受け取り位置となります。ヒント :〔パートごとに移動可能〕をチェックすると、Coda記号をパートごとに移動することができるようになります。
〔OK〕をクリックします(またはEnter キーを押します)。Coda記号がすべてのパートに表示されます。文字反復記号を移動/削除するか、非表示にするには をご参照ください。Coda記号を作成し、プレイバック機能を定義したら、今度はTo Coda記号を楽譜のどこかに作成する必要があります。以下のステップにより、Coda記号割り付けられた小節へジャンプさせる文字反復記号を作成できます。
〔反復記号〕ツール をクリックします。Codaへジャンプする前に演奏される最後の小節をダブルクリックします。〔反復記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。To Coda記号がリストに表示されていない場合は、〔作成〕 をクリックし「to #」とタイプします。〔フォント指定〕 ボタンをクリックしてフォントとスタイルを設定します。ここで、〔代用記号の置き換え〕欄で〔飛び越し先の文字反復記号〕を選択します。これにより、楽譜上に「to #」を配置した時に、#の部分に受け取り先として指定した反復記号が代入されるようにします。この場合、 記号が代入され「to 」というように表示されます。〔OK〕をクリックします(またはEnter キーを押します)。「to Coda 」記号が文字反復記号のリストに表示されます。文字反復記号の作成方法についての詳細は文字反復記号の作成ダイアログボックス をご参照ください。
文字反復記号の「To Coda #」をダブルクリックします。〔文字反復記号の機能設定〕ダイアログボックスが表示されます。
〔_回通過したら飛ぶ〕 をクリックします。Coda記号にジャンプするプレイバックの繰り返し回数を指示するために、テキストボックスに数字を入力します。もしこれが通常のD.S. al Codaならば、テキストボックスに「2 」をタイプすると、To Coda記号が合計で2回演奏されたときにCodaへジャンプします。
〔飛び越し先〕
ドロップダウン メニューから、先ほど作成したCoda記号の文字反復記号ID を選択します。これはCoda記号を楽譜上に配置したときにメモしておいた番号です(セットアップウィザードで設定した譜面、Finaleのテンプレート、デフォルトファイルのどれかを使用している場合は、「8」を入力してください)。Coda記号自体を(小節番号の代わりに)ジャンプする先の文字反復記号として指定しているので、楽譜上でCoda記号の位置を変更すると、ジャンプ先も自動的に変更されます。この反復記号をいったん削除してから他の小節に配置し直すこともできます。To 記号を記号より後の小節に置いた場合でも、プレイバックは正確におこなわれます。ヒント:〔パートごとに移動可能〕をチェックすると、To Coda記号をパートごとに移動できるようになります。
〔OK〕をクリックします(またはEnter キーを押します)。楽譜上に戻ると、To Coda 記号が表示されます。