楽譜制作を仕事にする人にとって、クライアントへの請求額を定めるのは難しい問題ですが、〔ファイルの統計〕ダイアログボックスは1つの解決策になり得るのではないでしょうか。Finaleは楽譜をどんなサイズやスペーシングでも印刷することができます。よって、1ページ中の小節数を全ページに渡り統一しない限り、ページ当たりの単価で請求額を決定する料金システムはあまり合理的とはいえません。一方、作業1時間当たりの単価で請求額を決定するのも、パワーユーザが高性能のコンピュータを使用した場合と、初心者ユーザが処理速度の遅いコンピュータを使用した場合とではおのずと作業時間に差が出ますから、これも厳密には公平な料金システムとはいえません。
そこで考えられるのは、フレーム単位での料金決定です。フレームとは、1つの五線(パート)にある1つの小節のことです。〔ファイルの統計〕ダイアログボックスには作成した楽譜のページ数、組段の数、そして小節数が提示されます。さらに、空の小節を除いて実際に音符が入力されているフレーム数を提示することもできます。さらに詳しい情報については、アイテム統計プラグインをご参照ください。
参照:
Finale User Manual Home
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