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和声分析

(この項では、ASCII配列のキーボードを想定しています。JIS配列では表示されるキャラクタが一部異なります。)〔歌詞〕ツールとFinale Numericsフォントを使って、簡単に和声分析の表記ができます。Finale Numericsフォントには、和声分析の表記に必要なすべてのキャラクタ(縦に並べて表示できるゼロ幅フォント、横線、楽譜記号など)が用意されています。

和声分析の記号を追加するには

  1. 〔歌詞〕ツールを選択します。
  2. 〔歌詞〕メニューから〔自動歌詞番号〕を選択し、〔バース〕〔コーラス〕〔セクション〕にチェックが付いていないことを確認します。
  3. 〔歌詞〕メニューから〔歌詞オプション〕を選択し、〔自動ハイフンを使用〕のチェックを外します。〔OK〕をクリックします。

Note: すでに歌詞が作成されている場合は、手順3を飛ばしてください。〔歌詞〕メニューから〔編集する歌詞を選択〕を選択し、歌詞の含まれていないバースを選択して、〔OK〕をクリックします。必要に応じて、画面の左端にある三角形を動かして位置を調整します。また、和声分析の記号を入力する途中で、自動音引き線を個別に削除する必要が生じることもあります。その場合は、〔歌詞〕メニューから〔音引き線の編集〕を選択し、音引き線のハンドルをクリックしてDeleteキーを押します。

  1. 〔歌詞〕メニューの〔楽譜へ直接タイプ〕を選択します。
  2. 記号を割り付けるレイヤーを選択します(〔表示〕>〔レイヤーの選択〕>〔(レイヤー番号)〕)。
  3. 先頭の音符をクリックして、カーソルを表示します。
  4. 〔文字〕メニューから〔フォント〕を選択します。〔Finale Numerics〕を選択して〔OK〕をクリックします。フォント一覧にフォント文字が表示される場合は、のように表示されます。

Note: 〔発想記号〕ツールを使って記号を入力することもできます。例えば、Finale Numericsフォントを選択して発想記号を定義し、マクロ機能を使って音符に割り当てる操作などができます。発想記号を作成するには発想記号ツールでマクロ機能を設定するをご参照ください。

  1. (この項では、ASCII配列のキーボードを想定して解説しています。JIS配列のキーボードでは一部のキャラクタが異なって表示される場合があります。)和声分析の記号を入力します。基本の数字は、直観的に分かりやすい記号を使用できます。例えば、ローマ数字にv, i, V, Iなどを使用します。第1転回形はShift+6をタイプします(この「6」は、ローマ数字の右上に表示されるように作られたゼロ幅フォントの1つです)。6の真下に数字を追加するには、その数字のキーをタイプします(例:の場合は「i」「Shift+6」「4」とタイプします)。詳しくは下記をご参照ください。

ゼロ幅でない(通常の)キャラクタ

ゼロ幅でないキャラクタは通常の方法でタイプ入力します。

ゼロ幅のキャラクタ

Note: Finale Numericsフォントには、キーボードでは入力できないキャラクタがいくつかあります。キーボードから入力できない場合は、オペレーティングシステムの文字コード表からコピーしてください。詳しくは、オペレーティングシステムに付属のマニュアルで「文字コード表」の説明をご参照ください。

和声分析では、ルートの右上に数字を縦に並べて音程差/転回形を表すことがよくあります。

Finale Numericsフォントには、キー操作で簡単に入力できるゼロ幅の数字フォントがあります。ShiftまたはAlt+####を修飾キーとしてタイプするだけで縦に並べることができます。例えば、以下のように入力するには、「I」「V」「Shift+6」「5」「Alt+0162」とタイプします。

Note: Altキーと組み合わせて数字をタイプするときは、必ずキーボードのテンキーを使用してください。

ダッシュ

数字の後ろにダッシュを付けるには、ティルデ(`)キーを押してから、「Shift+Q」(上)、「Q」(中央)、または「Alt+0156」(下)とタイプします。例えば、以下のように入力するには、「V」「Shift+8」「6」「`」(ティルデ)「Shift+Q」「Q」「`」(ティルデ)「Shift+7」「5」とタイプします。

中心線を引くには、「Alt+0140」とタイプします。続けてティルデ(`)キーを押してから別の中心線を引くと、中心線が延長されます。例えば、以下のように(ダッシュ文字を2つつなげて)入力するには、「V」「Shift+7」「X」「`」(ティルデ)「Alt+0140」「`」(ティルデ)「Alt+0140」「`」(ティルデ)「Shift+6」「5」とタイプします。

スラッシュ

スラッシュの付いた数字は、半音上げることを表します(これに対して数字の前に付くシャープは、特定の音高にシャープが付くことを表し、半音以上上げることを意味する場合があります)。

数字にスラッシュを付けるには、「Shift+S」(上)、「S」(中央)、または「Alt+0223」(下)とタイプします。例えば、以下のように入力するには、「V」「Shift+6」「Shift+S」「5」「Alt+0162」とタイプします。

Finale Numericsフォントには、個々の文字の最適な位置にスラッシュを付けたキャラクタも用意されています。これらのキャラクタを表示するには、キー操作を使用するか(Finale Numericsフォントキャラクターセット参照)、オペレーティングシステムの〔文字コード表〕を使ってコピーしてください。以下の例では、左の文字はスラッシュ付きの数字です(Alt+0224)。右の文字は、入力した数字「6」にスラッシュを付けています。

プラス記号、マイナス記号、ディミニッシュ記号、ハーフディミニッシュ記号

これらの記号は、数字の右に表示するゼロ幅キャラクタとして作成されています。キー操作と上下位置は次のとおりです。

例えば、以下のように入力するには、「Shift+4」「2」「`」(ティルデ)「Shift+L」とタイプします。

臨時記号

臨時記号は、ローマ数字またはアラビア数字のあとに付けることができます。

例えば、以下のように入力するには、「V」「Shift+7」「X」とタイプします。

以下のように入力するには、「Shift+6」「5」「Alt+0153」「`」(ティルデ)「Shift+Y」「Y」とタイプします。

キャレット

上の数字にキャレットをつけるには「"」をタイプします。中央の数字にキャレットをつけるには「'」をタイプします。

桁数の多い数字

桁数の多い数字を入力するには、「Shift+Option+数字」をタイプします。桁数の多い数字にキャレットを付けるには、「Shift+Option+.(ピリオド)」とタイプします。

ピボットコード

縦棒(|)、バックスラッシュ(\)、カッコ([ ] { })で表します。

例えば、以下のように入力するには、「IV」「Shift+\」「V」とタイプします。

普通サイズの臨時記号

「>」、「<」、「n」、「ALT+0210」「ALT+0212」のいずれかをタイプします。

丸括弧と角括弧

転回形の数字を丸括弧または角括弧で囲むには、左括弧を入力し、スペースキーを押し、数字を入力し、スペースキーを押し、右括弧を入力します。

 

 

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