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Human Playbackが認識する項目

セットアップ・ウィザード、テンプレート、デフォルトの新規ファイルのいずれかを使ってファイルを作成する場合、プレイバック用に定義されている既存の発想記号はすべて、Human Playback機能を使った演奏に反映されます(実際には、ユーザーの選択したHuman Playbackスタイルに基づく解釈に置き換えられます)。Human Playback機能は、楽譜に表記されている標準の演奏記号(アーティキュレーションなど)を認識してプレイバックに反映できます。加えて、Human Playback機能をオンにすると、テンポや強弱を表す一般的な語句(rit.、cresc.など)を持つ発想記号や変形図形も検索の対象になります。これらの発想記号は、発想記号を新規作成するときに入力可能ですが、同様にプレイバック時に解釈して演奏に反映されます。Human Playback機能が認識し、演奏に反映する語句の一覧を以下に示します。注:HumanPlaybackがスコアから下記の語句を検索するとき、ピリオド、余分なスペース、丸括弧、角括弧は無視されます。発想記号の追加方法については、発想記号をご参照ください。変形図形として文字列を追加するには、〔変形線形のスタイル〕ダイアログボックスで〔左開始テキスト〕オプションを使って追加してください。Human Playbackスタイルを定義または編集する場合は、〔Human Playbackカスタム・スタイル〕ダイアログボックスの〔プレイバックに反映させる項目〕で、該当する項目を正しく選択してください。

 

テンポ

("rall", "acc.")

acc, accel, accelerando, accelerato, affretando, incalzando, ristringendo, stringendo, string, stretto, en pressant, pressez, en accélérant, faster, beschleunigend, eilend, drängend, belebend, rall, rallentando, calando, rit, ri, ritar, riten, ritenuto, ritenente, ritardando, slargando, morendo, ritardo, allargando, allarg, retenu, rallentir, en retenant, en cédant, cédez, zurückhaltend, breiterwerdend, breiter, a tempo, tempo, on time, au mouvement, zeitmass, zeitmaß

強弱記号

cresc, crescendo, en augmentant, augmentez, erhebend, aufschlagend, dim, dimin, diminuendo, decrescendo, decresc, decr, perdendosi, smorzando, smorz, en diminuant, en s’éloignant, en atténuant, abnehmend, nachlassend, nachgebend, fz, sf, sfz, sffz, rf, rfz, fp, fp, sfp, ffp, fpp, ffpp, ffpp, sfpp

上記の語句はすべて、下記の語句と組み合わせてプレイバック効果に変化を付けることができます。

poco a poco, peu à peu, nach und nach, little by little, sempre, toujours, always, immer, molto, moltissimo, moltiss, très, beaucoup, much, un poco, poco, pochissimo, poch, un peu, légèrement, etwas, a little

Human Playback機能は以下の語も解釈します。

con pedale, ped., pedale, solo, non arpeggio, g.p., grand pause

Human Playback機能は、文字列だけでなく、Finale付属の記譜フォント(Kousaku、Chaconneなど)の音楽記号(トリル、アクセント、ターンなど)も認識します。〔発想記号の設計〕ダイアログボックスを使って、これらの記号を組み合わせることもできます。例えば、のようにターンの上下に変化記号を追加しても、Human Playback 機能に認識されプレイバックに反映されます。方法は簡単です。この例の場合、発想記号に音楽記号を追加して、目的の音符に割り付けるだけです。同様に、トリルなどの記号に臨時記号を追加してもプレイバックに反映されます。

プレイバックに反映できる装飾記号の概要:トリル(波線あり、なし)、和音または複数のレイヤーに付けられたトリル、後打音を伴うトリル、アーティキュレーションまたは変形図形/発想記号による臨時記号を伴ったトリル、プラルトリラー、モルデント、バッハ/クープラン時代のすべての装飾記号(カデンツァ、クレを含む。ほとんどはNovemberフォントに収録)、臨時記号を伴うターン(バッハのようにモルデントと組み合わせて使用することも可)、バロック様式のアポジャトゥーラ、古典様式のアッチャカトゥーラ、ティンパニー/ドラムに付けられたトリル、アーティキュレーションとして付けられたJazzフォントのすべての装飾記号(ベンドアップ、スミア、ドゥイット、フォールなど) 、波線で書かれたシェイク、波線で書かれたギター・アーミング。

KousakuまたはMaestroフォント(および、Petrucci、NovemberなどMaestroマップと互換性があるフォント)

EngraverExtraフォント

プレイバックに反映できるトレモロ記号の概要:TGツールの「簡易トレモロ」を使って書かれたトレモロ(一定音価または不定音価)、アーティキュレーションとして付けられた弦楽器トレモロ(和音を含む)、シロフォンのトレモロ(マーチングバンド風にディドルで書かれた交代する2音)、パーカッションのディドル、連符/付点を伴うトレモロ。

ターン:ターン記号(記譜フォントキャラクタ84)、d(November Extraキャラクタ100)、g(November Extraキャラクタ103)は、Human Playbackに反映されます。

バロック様式の装飾記号(アーティキュレーション):下側モルデント(キャラクタ#77)、プラルトリラー(上側モルデント)、(ショートトリル、キャラクタ#109)、(ロングトリル、キャラクタ#181)などが代表的です。

November Extraフォントの装飾記号用の特殊キャラクタは、#101と#121です。

基本的に、上記の記号はフランスとドイツのバロック様式装飾記号です。Human Playback機能は、これらの記号に十分注意を払ってプレイバックに反映します。

〔バロック様式の装飾〕にチェックを付けておくと、記号“+”(キャラクタ#43と#246)は下側モルデントまたはプラルトリラーとしてプレイバックされます(チェックを付けなければ、この記号はトロンボーンの停止音符に使われます)。

アクセント:

Jazzフォントのアーティキュレーション:

 

 

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