Note: 概要を動画でご覧いただけます。クイックスタートビデオ:Human playback
FinaleのHuman Playback機能は、楽譜のほぼすべての要素(アーティキュレーション、発想記号、クレッシェンドなど)を解釈して生演奏に似せた演奏をする多彩なユーティリティです。“Faster”、“calando”、“zuruckhaltend”のように手動で作成された文字発想記号も解釈できます(Human Playback機能が解釈できる語句の一覧は、Human Playbackが認識する項目をご参照ください)。初期設定の状態で楽譜をプレイバックすると、作成済みのMIDIデータは一時的に破棄されて、Human Playbackの設定が優先されます(プレイバックを停止するとMIDIデータは復活します)。ただし、〔Human Playback初期設定〕ダイアログボックスで設定を変更すれば、手動で追加したMIDIデータもHuman Playbackの解釈に含めることができます。
Human Playback機能は、楽譜上の要素を解釈するだけでなく、数種類のスタイル(ロマン派、バロック、ジャズなど)に応じたプレイバックもできます。Finaleのファイルを新規作成した時点では、Human Playbackスタイルは初期値として〔スタンダード〕に設定されています。アーティキュレーションなどの記号を追加してプレイバックしてみてください。Human Playback機能の効果を確認することができます。Human Playbackの解釈をカスタマイズする手順は次のとおりです。
Note: Human Playback機能を使用している場合、〔MIDI〕ツールや〔発想記号〕ツールを使って手動で定義したMIDIデータはMIDI演奏に反映されません。Human Playbacをオフにするには、〔プレイバック設定〕ダイアログボックスでHuman Playbackを〔使用しない〕に設定します(この場合も、〔Human Playbackの部分適用〕プラグインを使って楽譜の一部分にHuman Playback機能を適用することができます)。
プログラム全体のHuman Playback設定をさらに変更したい場合は、
楽譜の一部分にHuman Playback機能を適用することもできます。その場合、〔Human Playbackの部分適用〕プラグインでは、プレイバック時にMIDIデータを一時的に追加するのでなく、選択された小節範囲のMIDIデータを、Human Playbackが生成したデータに実際に置き換えます。したがって、別の小節範囲に別の設定を適用することができるほか、〔MIDI〕ツールを使ってそのMIDIデータを編集することも可能です。〔Human Playbackの部分適用〕プラグインを使用するには、あらかじめ
参照:
Finale User Manual Home
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