(〔次へ〕を2回クリックしたのは、規則的な調体系「0」または「1」は、それぞれ一般的な長調と短調の調体系としてすでに設定されているため、これらが選択されているとアイコンが選択できないためです)。
このダイアログボックスでは、規則的な調体系や変則的な調性の作成をおこなうことができます。詳しくは、特殊な調号ダイアログボックスをご参照ください。Finaleではどんな数の音が含まれている音階についても「特殊な調体系」や「調号」を作成することができます。
このダイアログボックスでは、“オクターブ”を構成する音符の数を自由に指定できます(通常は12音)。また、その内の“全音”の数(通常は7)や“半音”の位置を指定できます(通常、半音は音階の第3音と第4音の間と、第7音と第8(1)音の間を除く、全音の間にあります)。
〔規則的な調体系〕を作成している場合、このダイアログボックスで設定する内容は〔規則的な調体系〕の仕様に適合していなければなりません。例えば、全音階の総数は必ず奇数でなければなりません。また、音階の上半分は全音と半音の並び方が一致していなければなりません。五度圏を使用していない場合でも、調号に規則性が必要です。(Finaleは調号が規則的な調体系に沿って構成されていなくても、正確に譜面を編集しますが、その体系は必ずしも正確とは限りません。予想しない結果が生じる場合があります。)
このダイアログボックスでは特殊な調での音階とMIDIキーボード上の各鍵との関係を設定します。原理は簡単です。キーボードの各鍵はつねに〔キーマップ〕と符合しています。例えば、4分音の調体系を作成した場合、Cのスケールを入力するためには演奏の方法を変更しなければなりません。これはFinaleがキーボードの最初の4つの音符をC、C4分音シャープ、Cシャープ、C4分の3シャープとみなしているためです。画面上にC、D、E、を表示させたい場合、鍵盤でC、E、G#のキーを弾く必要があります。
(〔調の属性〕ダイアログボックスで〔隣り合った鍵盤の分割数〕を編集することによって、変則的な音階の“主要”音とキーボードのキーとを一対一で関連付けることができます。この場合、例えばキーボードから4分音を入力することはできませんが、通常の音階の半音は認識され正確に演奏されます。詳細については、調の属性ダイアログボックスをご参照ください。)
参照:
Finale User Manual Home
|