セットアップ・ウィザードを使用して新規ファイルを作成する過程で(または新規の五線を追加する際に)、簡単にパート譜とリンクしたスコア譜を生成することができます。手順は、セットアップ・ウィザードの実行中に、2ページ目にあるオプション〔スコア譜とリンクしたパート譜も作成する〕にチェックを入れるだけです(もしくは、〔五線〕メニューから〔五線追加(セットアップ・ウィザード使用)〕を選択します)。スコア譜が作成されると、同時に各楽器のパート譜が自動的に生成されます。
さらに、いつでも既存のスコア譜からパート譜を生成することができます。スコア譜の編集が完了した後や、過去のバージョンのFinaleで作成したファイルを開いた時でも、パート譜を作成することができます。既存のスコア譜からリンクしたパート譜を作成するには
- 〔書類〕メニューから〔パート譜の管理〕を選択します。〔パート譜の管理〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔パート譜の作成〕をクリックします。各楽器ごとにパート譜が生成され、リストに表示されます。各パート譜の名称は、五線名と同じものが付けられます。スコア譜に、大譜表や複数の五線から構成される楽器が存在する場合、グループ名と同じ名称になります。生成されるパート譜は楽器ごとに1つですが、〔詳細設定を開く〕をクリックして、五線(やグループ)を自由に組み合わせてパート譜に割り当てることができます。〔パート譜の管理〕ダイアログボックスをご参照ください。
- 〔OK〕をクリックします。楽器ごとにパート譜が作成されました。パート譜を表示するには、〔書類〕メニューの〔パート譜の編集〕から目的のパート譜を選択してください(もしくは、サブメニューに表示されたショートカットキーを実行します)。
- 2006以前のバージョンのFinaleで作成されたスコア譜を使用するときは、次の作業が必要です。
- パート譜名を追加します。リンクしたパート譜のパート譜名をご参照ください。
- 五線の反対側に移動させたときに、自動的に反転するようにアーティキュレーションを定義してください。リンクしたパート譜のアーティキュレーションをご参照ください。
- 自動的に長休符が更新されるように設定します。リンクしたパート譜の長休符をご参照ください。
- 〔ファイル別オプション〕のライブラリを開いて、設定をFinale 2014の初期設定の状態にリセットしてください。この作業を実行することで、〔パート譜のページ・フォーマット〕の設定も、同時に更新されます。