特殊な五線の設定ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
- 〔ウィンドウ〕メニューから〔スコア・マネージャー〕を選択します。
- 〔五線の種類〕のリストから〔その他〕を選択します。
【機能について】
このダイアログボックスで、それぞれの五線の線の本数や小節線の長さ、休符の位置や符尾の向きを変える位置を設定します。
- 特殊な五線 この機能を使用すると最大数27本までの線を持つ五線を作成することが可能です。ハンドルをクリックしそれぞれの位置に線を表示するかどうかを選んでください。小節線は五線の本数に応じて自動的に調節されます。矢印で示されているのは基準となる五線で、その上に11本まで、下には15本まで線を追加することが可能です。Finaleはこの線を基準として楽譜情報を解釈し、音部記号や休符のデフォルト位置を決定します。
- 五線の線数 この機能を使用すると最大で100本まで、希望する線を追加することが可能です。この数字は五線の線の総数を表します。矢印で表されているのがFinaleの基準線で、通常の五線の第5線を意味しています。Finaleはこの線を基準として楽譜情報を解釈し、音部記号や休符のデフォルト位置を決定します。五線の線数を増した場合は、下に追加されていきます。小節線の長さは五線の本数に応じて自動調節されます。
- 五線のリセット:一般的な五線・1本線(完全な小節線)・1本線(短めの小節線)・五線なし(完全な小節線) このドロップダウンメニューを使って、五線の設定を一般的な五線や1本線にリセットすることが可能です。五線なしに設定して、五線を非表示にすることもできます。〔1本線(完全な小節線)〕を指定した場合は、Finaleは小節線を〔一般的な五線〕の小節線と同じ長さにし、選択された線上の中央に配置するようになります。
- 五線の間隔 ここでは、五線のそれぞれの線同士の間隔を指定することができます。入力された数値は自動的に偶数のEVPU値(あるいはそれに相当する他の単位)に変換されます。
- 小節線の上端・小節線の下端 これらの設定により、小節の端を五線の一番上または下の線から離すことが可能です。小節線の長さを変更するには、テキストボックスに数値を入力します。プラスの数値は小節線の終端を上へ、マイナスの数値は下へ移動します。「0」を入れると小節線は五線の上下の端と同じ高さになります。
- 計測単位:EVPU・インチ・センチメートル・ポイント・パイカ・スペース
ドロップダウンメニューから、このダイアログボックスで使用する計測単位を選択できます。
- 位置の初期設定:倍全休符・全休符・2分休符・その他の休符 休符の位置をステップ単位(1ステップ=2度音程)で入力します。Finaleの基準線からの測定となります。休符を上に移動するときにはプラスの値を、下へはマイナスの値を入力してください。Finaleは、全休符に指定された位置と同じ位置にデフォルトの全休符を表示します。
- 符尾の向き変更 この機能を使用して、符尾の向きを上下に変更する場所を、線とスペースにより設定することができます。符尾の変更を一般的な五線上の中央(第3線)で実行するには「-4」と入力してください。プラスの値を入れるとそれよりも上が変更点となり、マイナスの場合には変更点が下になります。
- 反復小節線の上側の点・反復小節線の下側の点 このオプションを使用して、特殊な五線上の反復小節線に付点を表示させるかどうかを選択できます。Finaleでは初期状態でこの機能が選択されているため、通常はこの両方の付点が表示されます。表示を隠したい場合にはこのオプションを解除してください。付点表示をどちらかひとつにしたい場合(例えばタブ譜などの場合)、上か下のいずれかの選択を解除してください。
- OK・キャンセル 新しい設定を適用には〔OK〕をクリックします。キャンセルするには〔キャンセル〕をクリックします。〔五線の属性〕ダイアログボックスに戻ります。
Tip: 符尾の変更を一般的な五線上の中央(第3線)で実行するには「-4」と入力してください。
参照:
五線ツール
パーカッション・レイアウト設計ダイアログボックス