SmartMusic演奏マーカー
SmartMusic演奏マーカーを設定することにより、リハーサルマーク、ポーズ記号(フェルマータ、カデンツァ、中間休止)、反復記号など、普通の伴奏に見られるプレイバック効果を指定することができます。演奏時の Intelligent AccompanimentレベルをSmartMusicマーカーで調整することもできます。SmartMusicマーカーを設定するには、〔ユーティリティ〕メニューの〔SmartMusicマーカーの追加〕を選択します(本トピックの説明をご参照ください)。設定したマーカーは、プレイバック用に定義された発想記号(SmartMusicマーカータイプのいずれか)として楽譜に追加されます。
SmartMusicマーカーは、Finaleの楽譜に(非表示の)発想記号として追加されます。言い換えれば、SmartMusicマーカーは〔発想記号〕ツールを使って設定することもできます。〔発想記号〕ツールで設定した場合、 SmartMusicで伴奏を演奏するときにSmartMusicが認識できる特殊なプレイバックデータを持った発想記号を作成したことになります。〔発想記号〕ツールを使ってマーカーを設定する場合は、本トピックで解説しているマーカーの配置方法に従ってください。
SmartMusicのマーカーは、効果を持たせたい拍または小節に追加します(どちらに付けるかはマーカーの種類によります)。詳しくはSmartMusic 伴奏用のマーカーを追加するには をご参照ください。
Intelligent Accompaniment マーカー(Intelligent Accomp.= 0〜100)は、拍に追加します。このマーカーはIntelligent Accompanimentのレベルを指定します。
〔Rehearsal Mark〕 は、小節の先頭に追加します。このマーカーはリハーサルマークを表します。
〔Opt. Octave Up 1〕 と〔Opt. Octave Down 1〕 は、任意でオクターブを上げ下げするセクション(ソロ演奏者の任意で1オクターブ上または下を演奏するセクション)の1拍目に指定します。〔End Opt. Octave〕 は、オクターブセクションの直後の拍に追加して、対象セクションの終点であることを示します。
〔Reset Tempo〕 は拍に追加します。このマーカーは、ファイル内で指定されているテンポに戻ることを示します。
〔Wait for Note On〕 、〔Wait for End of Note〕 、〔Wait for Foot Pedal〕 は、伴奏を一時停止する拍に追加するポーズマーカーです。このマーカーを追加したら、伴奏を再開する拍(ノートオン、ノートのカットオフ、またはフットペダルメッセージが発生する拍)に〔Resume〕 マーカーを付けます。
〔Small Breath Mark〕 マーカーは、ショートブレス用の短いポーズを表します。
〔Large Breath Mark〕 マーカーは、長いブレスに必要なポーズを表します。
〔Breath Mark End〕 マーカーは、ブレスマークの終点を表します。
〔Reset Measure Counter〕 マーカーは、SmartMusicの小節カウンタをリセットします。
〔Use Description Text〕 マーカーは、今後SmartMusicに追加される可能性のあるマーカー用として用意されています。このオプションを使用すると、SmartMusicは、〔発想記号の設計〕ダイアログボックスの〔注記〕テキストボックスに入力された値を読み取り、(リハーサルマークや反復記号のように)演奏に組み込みます。