発想記号ツールを使って手動でSmartMusicマーカーを追加する場合、ポーズを指定するには少なくとも2つのマーカーが必要になります。1つは伴奏を休止するマーカー(Wait for Note、Wait for End of Note、Wait for Foot Pedal)、もう1つは伴奏を再開するマーカー(Resume)です。さらに、〔Resume〕マーカーと同じ位置に〔Reset Tempo〕マーカーも置く必要があります。〔Reset Tempo〕マーカーがないと、SmartMusicのIntelligent Accompaniment機能によるテンポチェンジが消去されません。〔SmartMusicマーカーの追加〕ダイアログボックスでマーカーを設定した場合、楽譜には、指定した位置の手前に「Wait for〜」の文字が表示されることがあります。実際には、「Wait for〜」の文字は「Resume」の直前に置いてかまいません。再開位置より前の、楽曲上重要な位置で伴奏を休止する必要はまずないからです。
〔SmartMusicマーカーの追加〕ダイアログボックスにあるように、SmartMusicに合図を出して伴奏を再開させる方法は3通りあります。音の始まり(Wait for Note On)、音の終わり(Wait for End of Note)、フットペダルメッセージの受信(Wait for Foot Pedal)です。SmartMusicがどのキューを待つかは、伴奏を休止する位置に指定したマーカーによって決まります。伴奏の再開位置を指定するには、必ず〔Resume〕マーカーを使います。他のプレイバック用発想記号と同様に、SmartMusicマーカーも小節内の音符またはその前後に割り付けられます。個々の配置位置については、リタルダンドまたはラレンタンド用のポーズマーカーを追加するには、休止中または音程持続中の伴奏にポーズを置くには、フェルマータ用のポーズマーカーを追加するにはをご参照ください。
Finale User Manual Home
|