選択範囲(ページ)のグラフィック出力ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  1. 〔表示〕メニューから〔ページ表示〕を選択します。
  2. ウィンドウメニューから上級者用ツール・パレットを選択。グラフィック・ツールを選択します。メニューバーに〔グラフィック〕メニューが表示されます。
  3. 〔グラフィック〕メニューから〔ページのグラフィック出力〕を選択します。また、出力したい部分を、ダブルクリックしてからドラッグして囲んで選択した後、〔グラフィック〕メニューから〔選択範囲のグラフィック出力〕を選択します。

【機能について】

〔ページのグラフィック出力〕、〔選択範囲のグラフィック出力〕のどちらを選択しても、ダイアログボックス名以外は表示される内容は同じです。唯一の違いは、現在のページ(または指定したページ範囲)の一部分だけを出力するか、現在の(または指定した範囲の)ページ全体を出力するかの違いです。このダイアログボックスを使用すると、他のワープロやDTPアプリケーションなどに貼り込むことができるグラフィック(画像)ファイルを出力することができます。出力できるファイル形式は、EPSEPSファイルは、PostScriptを使って画像や文字が定義された、高解像度のグラフィックファイル形式です。Finaleで作成した楽譜をEPSファイルとして保存すれば、DTPソフトやワープロソフトで使用できます。、JPEG、PDF、PNG、SVG、TIFFTagged Image File Formatの略です。ビットマップ画像/グラフィックのファイル形式の1つです。TIFFファイルはMac/Windowsの両方で読み書きができ、PostScpriptプリンタを必要としません。です。

  • タイプ:EPS • JPEG • PDF • PNG • SVG • TIFF 作成したいグラフィックのファイルフォーマットを選択します。〔EPS〕を選択した場合は、〔PostScriptオプション〕の欄が使用できます。〔TIFF〕を選択した場合は、〔TIFF解像度〕の設定ができます。必要に応じた解像度設定をおこなってください。
  • 背景を透明にする グラフィックの背景を透明にしてエクスポートするには、このオプションを選択してください。このオプションは、〔タイプ〕ドロップダウン メニューからEPS、PDF、 SVGのいずれかを選択したときに使用できます。
  • ページ:すべて・___ページ目から___ページ目まで 〔すべて〕を選択すれば、楽譜上のすべてのページを画像ファイルとして出力することができます。出力するページの範囲を指定する場合は、〔_ページ目から_ページ目まで〕を選択して、2つのテキストボックスへ必要なページ範囲を設定してください。ただしこの場合、それぞれページは、1つ1つ独立し画像ファイルとして保存されることに注意してください。
  • ファイル名:以下のファイル名から自動作成・作成ごとに尋ねる それぞれの画像ファイルに自動的に名前を付けたい場合は、〔以下のファイル名から自動作成〕を選択して、テキストボックスにファイル名とその後に順番を示す番号を入力してください。この設定に基づいて、自動的にそれぞれのファイルへ順番に番号を振ったファイル名を作成していきます(例えば、複数ページを出力する場合などに便利な機能です)。作成されるファイルごとに名前を手動で入力したい場合は、〔作成ごとに尋ねる〕を選択してください。
  • ファイル名には、自動的に拡張子が付加されます。「.EPS」がEPSファイル、「.TIF」がTIFFファイルのファイル名に追加されます。新たにファイル名や拡張子を入力すれば、そのファイル名や拡張子に更新されます。

  • PostScriptオプション:TIFFプレビューを含める・フォントを含める これらのコマンドは、EPSフォーマットを選択した場合のみ利用可能です。〔PostScriptオプション〕のそれぞれの項目により、出力するEPSファイルのPostScript設定を変更することができます。〔TIFFプレビューを含める〕を選択した場合は、他のプログラム上でEPSファイルのプレビューをおこなうことができます。〔フォントを含める〕を選択した場合は、出力されるEPS画像ファイルと一緒に、その楽譜で使用されている音楽フォントも保存されます。楽譜の地が透明なEPSファイルを作成する場合は、〔背景を透明にする〕を選択してください。(これらのオプションは、〔PostScriptファイル作成〕ダイアログボックスのオプションと同様に機能します。詳しくはPostScriptファイル作成ダイアログボックスをご参照ください。)
  • TIFF解像度:72・150・300・600・1200 〔解像度〕ドロップダウン メニューから必要な解像度を選択するか、テキストボックス内に1から3500dpiまで(解像度の値が高い程印刷の品質は良くなりますがファイルの容量は増えます)の値を入力することにより、TIFFファイルの解像度を設定することができます。一般的には、出力するプリンタの解像度に合わせて設定をおこないます。例えば、300dpiで出力可能なプリンタの場合は、テキストボックスに「300」と入力します。同様に、600や800dpiで出力可能なプリンタの場合は、それぞれに合った値を入力します。

    解像度を高く設定するほど、作成されるファイルの容量は大きくなり、プリンタがメモリ不足になる場合があります。お手持ちのプリンタでTIFFファイルの印刷に問題が生じた場合、出力するファイルの解像度の設定を低くしてみてください。(標準のプリンタに合わせて300dpi、あるいは、モニタの解像度に合わせて72dpiなどに設定し直してください。)

  • OK・キャンセル 〔OK〕をクリックすると、〔保存〕ダイアログボックスが表示され、画像ファイルを保存することができます。〔キャンセル〕をクリックすると、ファイルを保存せずにダイアログボックスを閉じます。

関連トピック:

グラフィック

グラフィックツール

Finaleユーザーマニュアル Home
Finale for Windows ***DEV VERSION***

7007 Winchester Circle, Suite 140

Boulder, CO 80301

Copyright and trademarks