3段譜とは、各組段が3本の五線で構成され、それぞれの組段に括弧が付いている楽譜のことです。Finaleのデータベースには3段譜のピアノ楽器は用意されていませんが、以下の手順に簡単に作成することができます。
- セットアップ・ウィザードかスコア・マネージャーを開き、楽器としてピアノと空五線を追加します。
- スコア・マネージャーで、パート名「ピアノ」の隣の三角形をクリックして、3本の五線を表示します。
スコア・マネージャーで各五線の先頭音部記号を設定します。
- ウィンドウの下部にある設定項目を使って、各五線の先頭音部記号を設定します。
- 〔五線〕ツールをクリックします。
- 〔五線〕メニューの〔グループ〕から〔属性の編集〕を選択します。
- ダイアログボックスの一番上にあるポップアップメニューで〔ピアノ〕が選択されていることを確認します(このパートを3段譜に変更します)。
- 〔最終五線〕
ポップアップメニューをクリックして、〔五線 3〕(または空五線に付けた五線名)を選択します。
- 〔OK〕をクリックします。スコア・マネージャーには2つの楽器しか定義していませんが、括弧は3本の五線を囲み、小節線は3本の五線を貫くように表示されます。
- 上記の手順で3段譜を作成したあと、〔書類〕メニューから〔パート譜の管理〕を選択します。
- 〔リンクしたパート譜〕の下の〔ピアノ〕を選択して〔パート譜の削除〕をクリックします。〔パート譜 #〕も同じように削除します。
- 〔新規パート譜〕をクリックします。
- 〔詳細設定を開く〕をクリックしてダイアログボックスを拡張します。
- パート譜に名前を付けます。〔パート譜名の編集〕をクリックしてパート譜の名前を入力し、〔OK〕をクリックします。
- 右の楽器リストから〔ピアノ〕を選択します。(プラス(+)アイコンをクリックすると、3本の五線で構成されていることを確認できます。)
- 〔OK〕をクリックします。スコア譜と同じ外観の3段のピアノパート譜が作成されます。